表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

月の記憶

作者: 糸井ふゆ

月をみていた

実家のベランダ

子供の頃

池袋の路地裏

深夜のバイトの休み時間

ハイビスカスのジャージで携帯片手にあるいてて職質されたこともある

小学校の校庭

一人暮らしのアパートのカーテンの隙間

セドナのホテルのバルコニー

馴染めない職場の帰り道、喫煙所で

違う職場のベランダから

買い物の帰り道

最寄り駅から自転車にのって

なぜか露天風呂から月がよく見えた記憶はあまりない

天気がわるかったり、露天風呂といいつつも屋根があったり

ああ、お祭りの帰り道にみた月もある


なぜか少し哀しい気分を呼び起こす記憶が多い

楽しくてしかたがないときや、地上の出来事に夢中になっているときは月なんか気にしないからかもしれない


月だ

満月がすぎた、少しづつかけていく


月だ

満月のお祭

新月の復活


月がみたい

行ったことのない場所から

感じたことのない気分で月がみたい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ