春色の涙
花は枯れてしまった。
なのに何故涙は枯れてくれないのでしょうか。
声を殺して泣く夜は長い。明日が遠い。
全てが闇に溶けていく、
そんな長い夜に思い出すのは心の痛み。
辛いから、悲しいから
そっと、心に鍵を掛けて。
ほら、これで大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、夢に堕ちるひとりぼっちの仔羊。
仔羊は夢を見る、
幸せな夢を思い描く。
そして夢見る仔羊は今日も星に願う。
いつか愛されたいと。
いつか人を愛したいと。
prolog 仔羊
2013/06/09 21:39
(改)