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流行 ルッキズム弾劾文書

作者: 無名

自分磨き?

個性?

流行?

全てのルッキストへ送る

自分磨き、最新コーデ、流行語、。果ては髪型や整形までも特定流行があり、髪色やタトゥーもその限りである。

全てに統一性はなく、常にインフルエンサーが新たな時代を作り上げるかの如く振る舞い、独自のルールを決めているのだ。

髪型ならばウルフ、センター分け、7:3分け、ツーブロと誰が考えたかわからぬ髪型を流行指定し、範疇から逸脱した髪型は散々罵詈雑言を浴びせられたり、冷笑的に見られる。

服装ファッションにも同様のことが言える。元来国民服や着物で統一されていた服装は仕事以外では規定がないように見える。しかし、髪型同様服装にも"範疇"があり、逸脱した服装は認められない。

これらは言語にまでおよび、もはや「自由」「個性」という大義名分のもと「拘束」「統制」的な縛鎖がそこに見える。

私は個性は必要ないと考えている。上記の事態は個性という使い回しが良い概念を悪用した縛鎖であるから、個性自体は既に形骸化した概念に他ならない。

「個性的」なファッションがあるから金銭的格差による差別が生まれる一方、「個性的」な思想は認めない現代の風潮は新自由主義の悪しき慣例他ならない。

自分を磨かなければならぬと豪語しながら、磨くための基盤である金銭面、労働循環、経済には目を背ける新自由主義者はエゴイストそのものだ。


個性を無くさねばならない。私は共産主義陣営のパレードをよく観察し、行進の練度の高さに感銘を受けている。左翼思想的な意味合いはなく、単純に無個性である「兵器と化した人間だった物」という兵力単位は合理主義の観点からして美しさすら感じる芸術である。労働もそうで、戦前の日本では八時間労働なんてものはなく、勤労奉仕という名目で無賃労働は当たり前であった。現代の日本人からしたら「最悪の労働環境」だと言われるかもしれないが、私的には現代の日本労働環境ほど卑劣極まりない無慈悲、非生産的な物はかつてないと感じている。当時の人々は天皇陛下に忠誠を誓い、労働力を奉仕してきた。そこに少なからず喜びはあっただろう。労働するための精神的支柱が祖国、民族、崇拝している神様であるからだ。現代はどうだろう。精神的支柱は最低限の生活であり、実際に低賃金労働者が奉仕しているのは資本家である。


朝鮮特需がなければ日本の経済は復興しなかったに違いない。バブルの構築は日本人の努力ではなく国際情勢にあったのだ。ゆえに、現代のバブル崩壊からドロップアウトした日本はGDP.GNP、軍事力共に中国に抜かされ、目を背ける事ができないまでに差がついてしまった。似非極右プロパガンダとして中国軍や中国経済を脆弱と判断する動画や見出しが見つかるが、どこをどう分析しても中国はロシアと対等な外交関係を築き上げているという事実だけで日本と比較対象にならない強国になったと言わざる得ない。


以上の惨劇は新自由主義の非合理、非生産的支柱を作った全てのルッキストに責任がある。美しさ、私利私欲に走りエゴイズムに塗れたルッキズムは差別の温床である。差別拡大による階級分裂こそが経済悪化の原因である。


労働者に個性はいらない。労働者に美貌はいらない。ルッキズムを具現化したイタリアが辿った末路を想起すれば日本の未来は容易に想像できるだろう。国家を骨抜きにする新自由主義、ルッキズムは資本家にのみ許された抹消すべき売国行為であるとも言える。


我々労働者、無産階級が磨くべきは中身である。外見に着飾り中身がまるでない資本家と違い、我々には胆力と技術がある。数多作り上げてきた建築物の美しさは芸術家の絵画を遥かに超える。ダム、橋、道路、運河、電波塔から電柱まで。全ては無個性であり、無個性労働の結晶だ。

労働者が外見を磨く必要はない。時間の無駄である。我々は中身を磨こう。

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