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第零章 ~調停者~

駄文です。ひたすらに駄文です。

主人公最強です。むしろチートです。

誤字・誤文法が満載です。

それでもよろしいのならばお読みください。

 今、自分は何もない空間に居る。

 何で自分はここに居るんだろうか?

 確か、俺は今日は第一希望の大学の試験日だからって、いつもより早く起きて朝飯を食べて、身支度して。

 そんで開始時間一時間前に着くぐらいの時間を見計らって、家を出たんだったよな。

 んで、何で自分はこんな場所にいるんだ?まさか、電車の中って訳じゃないし――


―――ん?電車、電車。何か忘れているような……


 あぁ、そうだ。思い出した――自分が乗っていた電車が街中で爆発したんだ。

 覚えてるのが、物凄い衝撃と熱さだから爆発だと思うんだけど、あれは一体なんだったんだろうな?

 何かニュースで『世界中でテロが頻発してる』とかやってたっけ。それなのかな?

 う〜ん、つうことは此処は死後の世界ってヤツなんだろうか?

 何処で爆発したかは分からんが、結構近くだったと思うしな。万に一つで命拾えるくらいか?億に一つかもな。



(父さん、母さん。とりあえず謝っておくよ。ごめんなさい、こんな親不孝な息子で。次があったら、しっかり親孝行するから許してくれ……)



───俺は自分で言うのも難だが、諦めが早い。自分に絶対に無理だと判断すると、すぐ諦めちまう。

 まぁ、何故か『絶対に』無理だと判断しない限りは周りに合わせてやっちまうんだけどな。今回はその諦めの良さのおかげで周りに注意を払う余裕があるんだよな。

 今の時点で、生き返ることは絶対に無理だと思っちまってる。俺がすぐに無理って判断した事柄は大抵、絶対に無理な事柄だ。無意識に解っちまう。

 はてさて、此処は本当に何にもないねぇ〜。本当に何にもない。色すらない。全てが無色透明だ。にも関わらず果てってモンがない。

 俺の周りには色々なモンがある。さっきの『何もない』って表現と矛盾するが、そうなんだと頭が勝手に『理解』している。

 端的に表現するなら、『解ってしまうんだから、しょうがありません』かな―――――

 確か、無自覚で神様の真似事する少女のお供のエスパー少年の言葉だった気がするが。

 俺が自分の周りに何かあると理解すると、今度はそれが何なのかってのかを頭(死んでるっぽいし、『魂』のほうがいいのかな)が勝手に『理解』しようとする。



(やめろ)



  俺は反射的にそう口にしていた。まぁ、ホントに言葉になったかは分からんがそういう風に感じた。

――これは『理解』してはならないと――

 だが、俺の魂は勝手にそれを『理解』しようとする。



(やめろ……やめろ…やめろ、やめろ止めろやめろ止めろヤメ…がぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!)



 俺の制止も空しく、俺の魂は勝手にそれを『理解』した。『理解』した瞬間、俺はその情報量の多さに耐え切れず悲鳴をあげた。ホントに凄まじい情報量だ。

 ほとんどのものは、『理解』した傍から『保留』されていく。

 それは、まるで読みきれない本を後で読むために自分の横に置いておくような感覚だ。

 読もうと思ったら、いつでも読める。でも読まないと、どんどん積みあがっていく。そんな感じだ。

 どんどん読む本が渡されるせいで読む暇が無い。一々読んでいたら、処理しきれない。

 その情報の波は少しすると、収まってきた。―――――いや。収まってきたというより、俺の方が慣れてきたって感じだな。

 情報の波を『閉じられた本』って感じでイメージしたら、随分とマシになった。

 しかしながら、これはほんの一部だってことも『理解』した。ここにある全ての情報からしたらほんの一部、氷山の一角に過ぎない……。



(まるで、『鋼の錬金術師』に出てくる『真理の門』とか、型月作品に出てくる『 』みたいだな。エドとかって、こんなのをあの年で経験したのかね?)



 俺がそのことを完全に飲み込む前に俺の魂は『理解』していた。

 ここが、『Fate/stay night』などの型月作品に出てくる『 』や、『鋼の錬金術師』に出てくる『真理の門』と同じようなものであると。



(う〜ん……俺の知らない世界の裏側ってヤツか?

 それとも平行世界か、もしくは異世界?そうゆうところがあって、でも全ての世界に共通でこの『 』みたいなモノが存在するってことなのかな?

 つーか、なんで俺は此処で自我を保っていられるんだ?なんか、並の者じゃ行っても帰って来れないとかそんな感じの説明無かったっけ?)



 そんな風に俺が考えを巡らしていると、自分に何かが"伝わってくる"。

 伝わってくる内容を纏めると、


  ・俺は"理解"という起源を持っているらしい。

  ・その"理解"の起源が『 』に近づくたびに、『 』を少しずつ理解しようとしていった。

  ・俺が死んで、魂が『 』に辿り着いた時に"理解"の起源が『 』を『理解』してしまった。

  ・死んだ直後で、まだ消滅しきっていなかった俺の記憶と"理解"が交じり合って、擬似的な英霊のようなモノになってしまった。

  ・『 』も人為的にではなく、自然に生まれた俺を消す気は無いらしい。


 こんな感じである。

(うん、確かに言われてみると記憶が少し曖昧になってる部分があるな。

 死んだ直後で無ければ、俺の記憶が残らないでそのまま次の宿主の所に向かうか、意識のないまま使役されていたわけだ)

 俺がそんなことを考えていると、また新しい意思が『伝わってくる』

 先ほどと同じく要約すると、


  ・俺には守護者と同じようなモノで調停者というものになってもらう。

  ・俺の役目は滅びを迎える可能性のある世界に派遣され、その世界の住人として過ごしつつ、抑止力として滅びを回避する事。

  ・滅びが起こることが回避しきれない場合、守護者と同様にその土地ごとでも滅びの原因を排除することになる。


 ということだった。

 俺が理解するが早いか、俺の魂は何かしらの力によって引っ張られる。

 そして、俺は新たなる人生を歩み出す―――

あとがき

 調停者というものになるのは、"彼"が初めてではありません。ちゃんと、他にもいます。

 調停者がどんなものなのかは、後々さらっと説明する……かもしれません。

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