【ネタバレ有り】アニメ版の葬送のフリーレンの感想です
【アニメ1話~4話】葬送のフリーレン
この物語のテーマは何だろうと考えると「時間」なのだと思った。
あとは「視点」だろうか(フリーレンの視点とフェルンの視点等など)。
長寿のエルフにとっての10年など一瞬の様でいちいち覚えてないし、人の気持ちも知ろうともしない。
フェルンの視点を見るとZ世代を感じた。
フェルンの発言の「この清掃作業をやったら」
1.どのぐらい時間がかかり
2.何を得られるのか?
養老孟司さんの書籍で読んだことがあるが、若い人は皆言うそうだ。
「森へ行ったらどの様な効能があるか」と聞いてくる。
効率主義にならざるを得ないZ世代の呪いなのだ。
僕は断言できる、フェルンは「めっちゃ早送りで映画とか見そう」なのだ。※映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書)稲田豊史 参照
僕はフリーレンの視点に乗りながらフェルンという少女を見ていた。
フリーレンの「人の気持が分からない」がフェルンを見ることで「昔の私はそうだった」になる。
まさに僕は「思い出おじさん」にさせられたのだ。
毎日毎日「昔は良かった」と言ってるアレである。
しかし年取るのもいい物なのだ。ロードス島のギムっぽいおじさんに言われてしまったが。
この作品の空気感がいいのだ。
「ゆるきゃん△」のあの感じなのがたまらない。
焚き火をしながら湖を眺めてる感じと言ったら伝わるでしょうか?。
たぶん音楽もアイリッシュミュージック?でとてもいい。
こんな感じで私達の旅が始まるのです。