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ゼロの輝き─無魔力追放からの反逆  作者: ジュン・ガリアーノ
第6章 魔力クリスタルの深淵
127/251

これまでのまとめ『cys:1〜cys:125』

 少し期間を空けてしまったので、これまでのストーリーを2500文字程で纏めました。

 途中までの方にはネタバレになってしまう部分もありますけど、それでも充分楽しめますのでご安心下さい。


 また、書き溜めがほぼ終わったので、2024/4/6(土)から続きをアップしていきます!

 待ってて下さってた方々、ありがとうございます!!

「む、無魔力のクリスタルだと?! この落ちこぼれがぁっ!!」


 超魔法国家スマート・ミレニアム。


 この国の民は、額に埋め込まれた『魔力クリスタル』の色と輝きの強さにより属性と力が決まる。

 また、魔力クリスタルは、悪魔の呪いからの感染防止作用も有する代物だ。


 そんな世界で、全く何色にも輝かない『無色の魔力クリスタル』を持つ為に、クラスメイトや親兄弟からも迫害され追放されてしまった、主人公の少年『エデン・ノーティス』


「去れ! そして懺悔し続けろ! その穢れた命が尽きるまで!!」

「ううっ……!」


 絶望の日々を過ごすノーティスだったが、そんなある日、雨の降る中、優しい美少女からハンカチを差し出された。


「キミの味方もいるんだって事、覚えておいてほしいから」


 しかしその直後、少女は襲われてしまう。

 魔力クリスタルの暴走により、凶悪なモンスターと化した人間に。


 周囲の人達が逃げ出す中、ノーティスは無力であるにも関わらず少女を守る為、命を賭けて立ち向かった。


「人の温かさを教えてくれたキミを、決して死なせはしない!」


 けれど、凶悪なモンスターに敵うハズもなく殺されかけてしまう。

 が、その時、無色のハズの魔力クリスタルが覚醒し、最強の光魔力と共に大きく光り輝いた!


「こ、この光は……!」


 さらに、そこで出会った伝説の英雄『イデア・アルカナート』の下で壮絶な修業を経て、ノーティスは最強の冒険者になってゆく。


 そこから数年後、超絶に可愛い執事『アステリア・ルミ』と共に、王宮直下のギルド検定試験に参加する事に。


「ノーティス様ーー! 私も一緒に行きます♪」


 そこで、かつてノーティスを蔑んで追放した親兄弟やクラスメイトと再会するが、圧倒的実力で華麗にざまぁを炸裂。


「フッ、今さらきても、もう遅い……!」


 さらには、王宮最強の存在である『王宮魔道士』達とも激戦を繰り広げ勝利すると、遂に最強の勇者に成り上がった。


 また、ノーティスと戦った者達は、ただ敗れるだけでなく、その戦いの中で各々が大切な事を思い出してゆく。

 なので、今やノーティスは皆からの信頼も厚いし、女の子からもメッチャモテる。


「いつも、頼りにしてるよ」

「ノーティス、だーい好き♪」

「こらっエレナ、ノーティス様に勝手に抱きつかないで!」


 だが、そうなっても奢る事なく、人を助ける事を何よりも優先するのは変わらない。


「ノーティス様、いくら困ってる人がいても、今からそこに向かったら就任式に間に合いません!」

「ルミ……俺が名より実を取る性格なのは、知ってるよな」

「はい、そーですよね……」


───あーーもうっ! 分かってますよ。だからノーティス様の事、大好きになっちゃったんですから!


 さらに、幼い頃に出会った心優しき美少女『フロラキス・メティア』とも、時を経てから運命の再会を果たす事に。


「メティア、あの日キミがくれた温かさを、俺は忘れた事が無い」

「ううっ……ノーティスーーーーーーーー!!!」


 そして、共に仲間として戦ってゆく。

 魔力クリスタルを悪だと決めつけ、ノーティス達の国スマート・ミレニアムを昔から侵略しようとしてきている敵国『トゥーラ・レヴォルト』と。


 無論、ノーティスは今や最強の勇者であり、引き連れている仲間の王宮魔道士達も途轍もなく強い為、快進撃を繰り返し敵国の脅威を退けてきている。


「邪悪には決して負けはしない! 光のクリスタルの名の下に、輝け!! 俺のクリスタルよ!!」


 だが、問題はここからだった。


 ノーティスは敵国の勇者『アルベルト・シド』と戦う中で違和感を感じてしまう。

 今まで自分が信じてきた道に。

 シドから、戦いの中で感じる想いと共に告げられたからだ。


「偽りの歴史にまみれた国の勇者には、何も見えていない!」

「偽りの歴史?! シド、俺は……!」


 その激闘の末辛くも勝利するが、ノーティスの心に疑念は残ったままだ。


───敵国は本当に悪なのか? まさか本当は……


 それから数年後、ノーティスは再び敵国トゥーラ・レヴォルトと戦う事になる。

 敵国の勇者は、シド亡き後に勇者を引き継いだ美少女剣士『メデュム・アネーシャ』だ。


「貴方達、下がっていなさい。あの男は強い……掛かっていっても、ムダに命を落とすだけだわ」


 アネーシャはシドと同じく途轍もなく強いが、それだけでなく、その戦いの中でノーティスに問いかけてきた。


「貴方は、魔力クリスタルを使う事が、本当に正しいと思ってるの?」

「なんだと……」

「まあ、どうせ信じられないわよね。何も見えていない、いえ……何も見ようともしない貴方達には!」

「どういう意味だ?! アネーシャ!」


 その激しい戦いの中で、ノーティスは遂に魂で悟ってしまう。


───ま、まさか……俺達がしてきた事は……!

 

 今まで自分の国が伝えてきた歴史は歪められていて、魔力クリスタルには(おぞ)ましい深淵に続く闇があるという事を。


───だとしたら、だとしたら俺達は、一体今まで何の為に……!


 アネーシャとの戦いは引き分けに終わったが、その後ノーティスは、自国スマート・ミレニアムの秘密が隠されていると言われている(いにしえ)の祠ティコ・バローズへ向かった。


───勇者として、真実をこの目で確かめる……!


 ただ、そこで遭遇してしまう。

 あのアネーシャが戦っている場面に。

 額の魔力クリスタルから邪悪な漆黒の輝きを放つ、スマート・ミレニアム軍の裏の戦士『アビス・クリザリッド』と。


「闇に染まり散るがいい!『封ずる者』メデュム・アネーシャよ!」

「くっ……! なんて強さなの!」


 そんな中、ノーティスはアネーシャに加勢しクリザリッドと戦う。


「アネーシャは俺が守る! 今こそ究極にまで煌めけ!! 俺のクリスタルよ!! 『クラウディア・フォースクラッシュ』!!」

「なにいっ?! バ、バカな!!」


 そして激闘の末に何とかクリザリッドを退かせるが、力を使い果たした瞬間に起こった地震で足を滑らせ、崖から転落してしまった。

 アネーシャの目の前で。


「ノーティスーーーーーーーーーー!!!」


 それにより額の魔力クリスタルが砕けてしまい、目を覚ますと……

 ここから2-3話はゆったりですが、そこから怒涛の展開によるドキドキと感動が続いていきますので、4/6(土)からラストまでよろしくお願いします!


※後、投稿済の話も随時推敲中です※

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