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聖水作ってみた

『聖水の雫』

このお店の名前だ。

よく考えると凄い名前付けちゃったな。

聖水は置いてないんだけど・・。


この前思いついて、聖水って作れないんだろうかって思った。

実家の倉庫から持ってきた古びた本。

両親に聞いてもそんな本知らないと言っていた。

パラパラと本を開く。

聖水っと。


効果は魔物を寄せ付けない・・か。



****



今日も人が来ない。

オープンしてから一週間が経つ。

あまり暇だとやばいな。

資金がまだあるから大丈夫だけど・・。


「働きに行く?」

ロココさんがそんなことを言い出した。


忘れてたけど

回復ポーションなんてホイホイ売れるもんじゃないんだよなぁ。

実家の時は趣味程度にやってたからいいけど。


冒険者ギルドへ登録に来た。

一生縁が無いところだと思っていたんだけど。

簡単な依頼なら危なくないから・・とロココさんがいうので・・。

本当かよ・・。


受付に行ってみると

「冒険者ギルドへようこそ。」

金髪の美人お姉さまに、笑顔で出迎えられた。


「リリカと申します。ギルドは初めてですか?」

リリカさんはギルドの詳しい説明を始めた。


「初めての方はEランクから始まりまして・・依頼をこなしていくと、Dランクに上がる仕組みになっています。」


「依頼とはそちらの掲示板にある内容をやってもらうことになります。Eランクだと薬草採取とかですかね。そこに貼られていると思います。」


説明を一通り聞いたところで・・

少し離れたところから、視線を感じた。


「よお!この前は世話になったな。助かったぜ。ここに登録しに来たのか?」

この間助けた冒険者だった。

名前はブラントというらしい。


「中々お客が来ないから、とりあえず仕事をしようと思って。」


「とりあえずって・・まあ、無茶すんなよ。」

ポンポン肩を叩かれ、去っていく。



****



とりあえず、近くの森で、薬草採取っていうのをやってみることにした。

駆け出しの冒険者が最初にする仕事らしい。

モンスター討伐なんて無理だし。

絵が描かれた紙を見ながら見比べて探す。

結構根気のいる仕事だな。


「よお!」

帰りの道で、ブラントが声を掛けてきた。

よく会うな。


「思ったんだけどよ、ポーション他のところへ卸しにいけばいいんじゃねえの?」

営業か。

思ってもいなかった。

俺に出来るだろうか?


営業に行くには店を閉めないといけないし、今日も閉めてるけど・・。

冒険者の仕事は週に一日だけという事にして、他の日は、お店にいる。


「一応知り合いには店の事声かけてるから、少しくらいは客行くんじゃねえか?」


「ありがとう~~。」

思わずレンブラントを抱きしめた。


「おいおい大げさだな。まあ何とかなるって。」


そういえば最近ロココさんを見かけない。

何処か遊びに行っているのだろうか?



****



聖水を作ってみよう。

急に思い立った。

調べてみたら簡単に作れそうだった。

最近薬草採取してるお陰で、薬草に少し詳しくなったんだよね。

効果は思ったより弱いらしい。


スライムとか弱いモンスターが避ける程度だ。

それでも俺には有難いことだ。


近くにある湧き水で水を汲んできた。

複数のハーブと酒少しを入れて、沸かす。

上手くかな・・。

失敗したところでどうという事ないか。

長い棒でしばらくかき混ぜていた。

「そういえばどのくらいの時間でいいんだっけ・・。少し魔力を流す…って大雑把な説明書だな。」


上手く出来ればいいけど。


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