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【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。  作者: 鳥山正人


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49話

女神アテナの別名、パラスアテナ。その名前からとってつけられてた惑星が小惑星パラス。その惑星は某有名アニメに登場する第6使徒、ラミエルのような形をしている。


その小惑星から採取出来る素材がパラジウム。


その小惑星は猿守り砂漠に上半分だけ出ていて一見するとピラミッド。


そのピラミッドを守るのは雷を司る神、セト。戦争の神様でもある。そしてキリスト教ではラミエルは雷を司る天使でもある。


セトの目の前でサンダーラムの革手袋を使い電気を操る事が出来たらパラジウムを採取出来る。


もし失敗すれば・・・


そんな事を考えちゃダメだ。ここまで来る事が出来たのなら覚悟を決めて行くしかない。


~~~

ピラミッドの前まで来ると行列が出来ている。


「もうこんなにノーデスの称号持ちがいるんだ」


行列の最後尾に並ぶと前にいる人がぶつぶつと1人言を呟いている。


「パラジウム採取って難しいみたい。まだ誰も採取出来ていないみたいでみんな殺される。どうしよう。せっかくのノーデスの称号がなくなるのはイヤだな。でももう少しでアテナの骨も出来上がる。ここまで来たら覚悟を決めるしかないよな」


なんか言ってる1人言がボクみたいだな。ボク以外の人でもアテナの骨の製作を頑張ってる人がいるんだ。ボクも気合いを入れていこう。


そんな事を考えていると前の人の出番が来た。


「静電気が発生している丸いボールを操り雷を発生させる事が出来たら合格だ。制限時間は10分」


前の人に説明している声が聞こえてきた。


10分って短いな。今まで誰も成功出来ていないって事は相当難しいはずだ。


前にいる人がぶつぶつ呟きながら丸いボールを操っている。


「この感じはスターライトハニーを採取した時のオーロラを操る感じに似ているな。これならいけそう」


オーロラを操る感覚か。それならボクもいけそうだな。


ドッゴッーン


ピラミッドに雷が落ちた。


「お見事、合格だ」


初めて合格者が出た。ボクもこれに続いて合格しよう。


「静電気が発生している丸いボールを操り雷を発生させる事が出来たら合格だ。制限時間は10分」


ドッゴッーン


ボクの番になり、ボクも無事に雷を発生させる事が出来た。


「お見事、合格だ」


パラジウムの採取場所に行くと合格した人がまだ採取していてボクに気づいたみたいだ。


「あ、あの、すみません」


なんだろ。


「じ、自分以外にも合格出来る人がいると思っていなかったです。も、もし良かったらフレンドになってもらえないかな」


たどたどしい口調ですごい緊張して話かけてきているのがわかる。自分も緊張しやすい方だからこの気持ちはわかる。この人とは仲良くなれそうだ。


「み、三上ハヤトです。よ、よろしくお願いします」


「べ、紅亀フクロウです。よ、よろしくお願いします」


えっ、紅亀フクロウって・・・


「僕のお姉ちゃん、有名なクランのリーダーやってるんだけど紹介したいから一緒に来てよ。僕以外誰も採取出来なかったパラジウムを採取出来る人ならきっとお姉ちゃんもハヤトくんを気にいってくれると思う」


ま、まさかこの展開でレッドタートルのリーダー、紅亀ナルミに会うとは思ってみなかった。


まぁこれはチャンスでもあるかもしれない。


「あっ、わかりました。よろしくお願いします」


パラジウムの採取も終わった。残りは超耐熱ゴーレムのコアだけだ。


なんとか超耐熱ゴーレムのコアを採取出来るように交渉出来るといいな。

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