表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/55

4話

現実世界に戻ってきたボク。


ボクがはまっているフルダイブ型VRMMOゲーム、オウルブルーアテナをやるためにはカプセルに入って、口に管を入れてヘッドセットをつけてゲームを起動する必要がある。


口に管を入れるのは、ゲームの中で食事をした際にゼリーを流し込んで栄養を取るため。


ゲームの中での感覚は実際に食事をした時のような味覚を感じるために、この栄養ゼリーで腹を満たす行為で特に問題ない。


ボクはこのゲームがやりたくて田舎から東京に移り住んできた。


住んでる場所はこのゲームが出来るカプセルがあるところ。文字通りカプセルホテルに住んでいるのだ。


現実世界に戻ってきてやる事といっても、ネットでオウルブルーアテナの情報収集とコンビニに行って、買い物するくらいだ。


ボクが住んでいるカプセルホテルのロビーにはパソコンがあるため、そこで情報収集。


「ノーデスボーナスで検索をかける・・・」


やっぱりこの情報は出ていないな。


「敵がノンアクティブになるくらいの称号だから、今のオウルブルーアテナの状況を考えたら、あまり必要ない称号かもしれないな」


とりあえず腹減ったから、コンビニ行ってご飯でも買ってくるか。


ボクがホテルを出て、コンビニに向かおうとすると1人の男性とすれ違ったが、ボクは特に気に止める事なく、近くのコンビニに行った。


「検索履歴にオウルブルーアテナ、ノーデスボーナスってあるな。なんだこれ?まあいいや。俺はいつもの掲示板を覗いてから、オウルブルーアテナをやるとするか」


~~~

ボクはコンビニから戻ってきて、ホテルの食堂でご飯を食べて、自分の部屋に戻った。


自分の部屋といっても、カプセルの中に入るだけ。


またすぐにゲームを起動する。


でも別にゲームをするわけではない。


フルダイブ型VRMMOゲームだから、寝る時はゲームの中のフカフカの布団で寝る。


そして朝起きたら、スキルのレベル上げをしながらノルマの作業をこなしてお金を稼ぐ。


ボクはこの生活を1年してきた。


明日には鍛冶スキルも錬金スキルもレベルMAXになる。


明後日からはどう生きようかな。


生産職は堅実的に作業していれば食べるのには困らない職業。


ボクはお金を稼ぐより、楽しくゲームをやりながら生きていければいいタイプの人間。


だから生産職は自分の天職だとも思っている。


ワクワクを胸に抱きながら、今日は寝る事にした。


~~~

次の日、ボクは鍛冶と錬金のスキルがMAXになり、新たな称号を手にした。


「ちょ、ちょっと待って。鍛冶マスターと錬金マスターはわかるけど、生産マスターの称号って初めて見るけど、なんだこれ?」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ