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【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。  作者: 鳥山正人


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36話

生産の女神の加護が付くアイテムは全部で3つ。


ミスリルのハンマーとポンチ、アダマンタイトのナイフ、サンダーラムの革手袋。


アダマンタイトのナイフはすでに神品質で作れた。


ミスリルのハンマーとポンチは最高品質のモノしか持っていないので、これから神品質のモノを作る。


サンダーラムはボクは倒せないからブラックドラゴンのクランに依頼する事にした。


だけどその事でちょっと問題も発生してる。


リュウイチさんに連絡取ったら「今度からそういう事はクランを通して欲しいからハヤトくんもクランを作ってくれ」との事だった。


そうすればブラックドラゴンから専任の人を派遣してくれるらしい。


問題というのはどの程度のクランハウスにしたらいいのかという問題だ。


クランハウスは主に3種類。


100万リンで6畳の応接間と6畳のフリールームが2つあるタイプ。5~6人程度の小規模クラン向けのクランハウス。


1000万リンで6畳の応接間と12畳の会議室、6畳のフリールームが6つあるタイプ。20~30人程度のクラン向けのクランハウス。


1億リンのクランハウスになると3階立てのクランハウスになる。1階は60畳のフリースペース。2階は6畳の応接間が4つ、12畳の会議室が3つ。3階は6畳のフリールームが10。100人程度のクラン向け。


どのクラスのクランハウスでも同じ種類の部屋の壁は自由に有り無しをいつでも設定出来る。


100万リンのクランハウスだと2つのフリールームは壁なしにして、1LDKにする人が多いみたい。


これ以上になるとオリジナルクランハウスになり、自分達でカスタマイズしていく事になる。


あまりにも小さいクランハウスだと威厳がないし。かといってクランメンバーもいないのに大きなクランハウスだけ準備してても格好が悪い。


どうしよう。


[ブラックドラゴンよりクランメッセージが届いています]


リュウイチさんからだ。


[クラン作成はこちらから言い出した事だから、クラン作成の件も含めて専任の人にお任せした。ハヤトくんはクランの名前を決めるだけでいいよ。黒崎リュウイチより]


なんか全部お任せにしていいみたいだな。


という事でチカクの街で待ち合わせ。


クランの名前は何にしたらいいかな・・・


[吉田メリー様よりメッセージが届いています]


吉田メリーさん?あっ!もしかして専任の人かな。


[私、メリーさん。今あなたの後ろにいるの]


えっ!


後ろを振り向かなくても誰かがいる気配がしている。


「三上ハヤトさんですよね。驚かせてすみません。でもこのメッセージは掴みのネタとしては鉄板なんですよ」


たしかにそうだろうね。と思い振り向くとそこには30代の綺麗なお姉さんって感じの女の人。


ヤバい、こんな綺麗な人が専任だと思うとなんかドキドキする。


「三上ハヤトでふ。よろしくお願いします」


ヤバい。噛んでしまった。


「吉田メリーでふ。よろしくお願いします」


ヤバい。マネされてしまった。


・・・


ちょっとの沈黙が流れてしまった。何か話さないといけない。


どうしよう。


何か話さないと思っても何を話したらいいのかわからない。


どうしよう。


「あ、あ、あの、クランの名前ですが『ヘルメスの旅人』にしようと思っています」


よし、クランの名前は噛まずに言えたぞ。テンパる必要はないんだ。このままクランの話をしてればいい。


「かしこまりました。それではクランハウスの方はどのくらいの規模にいたしますか?」


「あー、それに関しては今どのくらいにしたらいいか悩んでいまして・・・いい感じの大きさってどのくらいですかね?」


「そうですね。私の個人的な意見にはなりますが、1000万リンのクランハウスでどうでしょうか。これから私はこちらのクランハウスに常駐する形になります。その時に100万リンのクランハウスではハヤトさんと私の個人スペースがない感じになり、それだとちょっと息苦しさも出てくるかなって思います」


たしかにそう言われればそうかもな。


「じゃあ1000万リンのクランハウスでお願いします。内装もメリーさんにお任せしてもいいですかね?」


「大丈夫ですよ。予算はどのくらいまでとかってありますか?」


予算か・・・決めてなかったな。マーケットでいろいろ買った分もあって今あるお金は残り4億3000万リン。これから1000万リンのクランハウス買うからキリのいいところで2000万リンでいいかな。


「2000万リンでお願いします。あっ、鍛冶場や錬金設備の方は自分のマイハウスの方にありますのでそれは不要です」


「かしこまりました。あっ!それとお伝えしたい事がありました。サンダーラムの討伐の件ですが、私1人でも出来る案件ですので、1人でも出来る案件であれば私が対応いたしますので、よろしくお願いします」


マジっ!やったー!!正直言うと何回もブラックドラゴンのクランに依頼するの緊張して疲れるって思ってたんだよね。


「よろしくお願いします。じゃあ今日はクランハウスの作成を行って、明日サンダーラムの討伐とサーベルウルフの討伐もお願い出来ますか?あっ、ちなみにですけどメリーさんのスキル構成はどんな感じですか?」


「私のスキル構成は、近距離スキル、強身スキル、重装スキル、魔法スキル、集中スキル。定番の魔法剣士です。これから私はクラン設立の手続きをしてきますね。それではまた明日」


「わかりました。よろしくお願いします」


ボクはメリーさんをいなくなるのを見送り、マイハウスに戻った。


「メリーさんは魔法剣士か。よし、メリーさんのために武器作りをしよう」









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