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【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。  作者: 鳥山正人


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27話

アダマンタイト製のナイフの製作。


アダマンタイトは磁石のダイヤモンドとも言われ、ダイヤモンドとネオリウムとの化合物。


アダマンタイトは火山の最奥で採取出来る。


アダマンタイトもプラチリルと同じで今まで誰も採取する事が出来ていない鉱石。


プラチリルの時と違ってアダマンタイトの採取場所には誰もいない。


それは火山の最奥は強力なモンスターしかいなくて誰も近寄れないからという理由と採取するには普通のハンマーとポンチでは採取出来ないからという理由で誰もいない。


だからプラチリルの時のような苦悩はしなくていいんだな。


でもちょっと気になっている部分がある。


この前、採取ポイントの近くに亀梨マリナさんがいた事だ。


あのあたりに出てくるモンスターは二刀流使いの亀梨マリナさんとは相性が悪いモンスターしかいないはず。


「なんであんなところにいたんだろ。もし次行った時に亀梨マリナさんがいたら、どうしたらいいんだろうか」


いろいろと考えても仕方ない。


まずはアダマンタイトを採掘出来るハンマーとポンチを準備しないといけないな。


アダマンタイトはかなり硬い鉱石だけど、欠点もある。


それは衝撃に弱い事だ。普通のハンマーとポンチで叩くとあっという間にゴミになってしまうので、最低品質の素材として採取する事も出来ない。


だからアダマンタイト専用のゴムのハンマーとポンチが必要。


そのゴムが採取場所はクロロ豚がいるシシの森。


シシの森に生えているクロロブタジエンの木から採取出来る樹液を加工して、ゴムのハンマーとポンチを作る。


「今回はクロロ豚とは関わらないから余計な事は考えないようにしよう」


いろいろ考えてしまうと悪魔の囁きが聞こえてくるからだ。


クロロ豚のうんこを採取して以来、「クロロ豚のうんこがあれば楽に神品質の装備が作れるよ」と耳元で呟く悪魔がいる。


幻聴だというのはわかっている。


だけどそれに手をつけてしまうと人として終わってしまうような気もしてる。


「余計な事は考えるな。とりあえずシシの森に行って、クロロブタジエンの木から樹液の採取だ」


~~~

ボクはシシの森に到着した。


「しかし相変わらずここは臭いな。でも今日はクロロブタジエンの木から樹液の採取だ。臭いは気にしないでいこう」


「一点集中スキル・オン」

「剥ぎ取り採取作業・開始」


クロロブタジエンの木に輝く点が見えてきた。


「ここを傷つけると樹液が取れるんだな」


・・・


「よし、このくらいあれば十分だな」

「剥ぎ取り採取作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」


クロロブタジエンの樹液、95%の最高品質。


「樹液は最高品質で採取出来たから、次はマイハウスに戻ってゴムのハンマーとポンチの製作だ」


~~~

マイハウスに戻ってきたボクは作業を始めた。


「一点集中スキル・オン」

「成形加工作業・開始」


クロロブタジエンの樹液は魔力を通すと硬化してゴムになる。


ハンマーの形をした型とポンチの形をした型に樹液を流し込み、魔力を通す。


「よし、完成だ」

「成形加工作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」


クロロブタジエンのゴムハンマーとポンチ、95%の最高品質。


「これでアダマンタイトを採取する準備は出来た」


次は火山に行ってアダマンタイトの採取だ。










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