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【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。  作者: 鳥山正人


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22話

クロロ豚銅は鉱石と違って鋳造作業は必要ないから、成形加工をして宇宙服をゴツくした感じの潜水スーツが完成。


ちなみにひどい臭いがする神品質のクロロ豚のウンコは臭いが漏れないようにして自宅の地下倉庫の奥深くに封印した。


「倉庫があるマイハウスを買っておいてよかったよ。もしあれを商業ギルドの倉庫に持っていってたら大変な事になっていただろう」


あらためて見る出来上がった潜水スーツは鮮やかに輝くブロンズ色。


決してウンコ色と言ってはいけない。


「これを着て深海に潜り、青海月水晶を採取してくる。一緒に採取出来る冷凍メタン灰土も必ず取ってこよう」


冷凍メタン灰土は有能なアイテムで、この灰土を使って作る剣は燃える氷の剣。


「冷凍メタン灰土は今使わなくても後で必ず使うアイテムだ。青海月水晶は1つあれば十分だから1個しか取らない。というよりも他の人の分は絶対に取らない」


冷凍メタン灰土の採取は別にクロロ豚銅の潜水スーツがなくても採取出来る。


クロロ豚銅の潜水スーツがあれば最高品質の物が採取出来るだけ。


だけど青海月水晶だけはクロロ豚銅の潜水スーツがなければ採取出来ない。


だから青海月水晶が欲しければ、採取スキルを持った人がクロロ豚のウンコに手突っ込まなければいけない。


ノーデスの称号がなければパーティーで採取にきてクロロ豚を相手にしながら、周りに人がいる状況で臭いウンコに手を突っ込む。


しかもクロロ豚はスローモーションシステムをリセットする呪いをかけてくる。


こんな最悪の状況で誰が臭いウンコに手を突っ込んでクロロ豚銅を採取するのだろうか。


そもそもクロロ豚銅の採取方法はボク以外誰も知らない。


もし知ったとしてても誰もやりたくない仕事。


そしてこのクロロ豚銅の潜水スーツは1回使用すると壊れる。


ここに先行者利益を最大限活かせるボクの作戦がある。


神の鍛冶場を持ち、神品質の装備を作る事が出来る先行者のボクがいる。


みんな神品質の装備を作りたいと思うが、神の鍛冶場を作るには臭いウンコに手を突っ込むという大きな大きな壁がある。


その大きな大きな壁を乗り越えたくない人はボクに神品質の装備を作ってほしいと頼みにくるだろう。


だから神の鍛冶場を作るまでは悪目立ちする事は許されなかったんだ。


本当はボクだって有名になりたいし、友達や彼女だって欲しい。


だけどなんでだろうな・・・気づくといつもボクは1人でいる・・・


「こんな事考えてちゃダメだ。前進あるのみだ」


~~~

深海から帰ってきたボクはマイハウスに戻ってきていた。


「よし、予定通り青海月水晶と冷凍メタン灰土を採取できたぞ」


鍛冶場に設置されている時計の中にある水晶を青海月水晶と入れ替える。


「これでひとまずは神の鍛冶場作りは終わりだ」


超耐熱ゴーレムのコアをもって本当の完成を迎えるが、普段使いでは超耐熱ゴーレムのコアは必要ない。


超耐熱ゴーレムのコアは『アテナの骨』を作る時にだけ必要な物ともいえる。


神の鍛冶場と神の錬金鍋の準備が整った。


「そろそろ生産職として、人に売る物を作るとするか。まずは何を作ったらいいかな・・・」


戦闘能力のないボクが採取出来る素材で有能な装備の素材になる物。


いろいろ候補はあるけど何にする・・・


お世話になったバリドルのアイナさんが使える物がいいかな・・・


「決めた!次はマグマ貝から採取できる溶岩真珠だ」






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