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【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。  作者: 鳥山正人


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19話

プラチリルが初めて採取できたと掲示板は大盛り上がりを見せ、アイナさんにも注目が集まったみたいだ。


アイナさんのバリドルで有名になる夢が叶うといいな。


ボクは新しく買った200万リンしたマイハウスに入って、鍛冶場を設置し始めた。


「錬金鍋はこれからプラチリルで作るからいらないけど、神の鍛冶場を作るまで普通の鍛冶場を使わないといけないからな」


あとはアイナさんからのフレンドトレード待ちだな。


[フレンドからトレード申請がきています]


「あっ、きたきた」


フレンドトレードで未加工のプラチリル鉱石3個とミスリルのハンマーとポンチが戻ってきた。


「プラチリルは温度計に1個、錬金鍋に2個使う。早速作業開始だ」


今後は切削加工作業もミスリルのハンマーとポンチで作業していく。


「一点集中スキル・オン」

「切削加工作業・開始」


カンッ、カンッ、カンッ、


「切削加工作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」


「品質は・・・!!」


プラチリル鉱石、99%の最高品質。


ミスリルのハンマーとポンチで99%の最高品質まで持って来る事が出来たな。


神品質になるかはあとは運次第って感じだな。


「次はプラチリルの鋳造だ」


プラチリルは新しい金とも言われ金とネオリウムとの化合物。


プラチリルはミスリルと同じように電気を流すと強力な磁石にもなる。


それにプラチリルは金とプラチナのいいところを合わせたような性能も持っている。


金の融点は1064度

プラチナの融点は1768度。


「プラチリルの鋳造は初めての鋳造で事前情報がないから、何度で鋳造出来るのかがわからない。今日は下手したら1日がかりの作業になるかもな」


「一点集中スキル・オン」

「鋳造作業・開始」


ボクは炉の温度計と時計を見ながら、魔力を流し込んでゆっくりと温度を上げていく。


すると温度計と時計に輝く点が見える。


温度計は185度、時計は40分。


次は・・・


温度計は525度、時計は68分。

温度計は965度、時計は110分。

温度計は1065度、時計は100分。


ここまではほぼミスリルと同じ。


次は・・・


温度計は3214度、時計は36分。


約1秒間に1度上げるのか。


温度を上げていくとプラチナの融点を過ぎた辺りで温度計が壊れた。


「温度センサーはプラチナ仕様。耐熱保護膜があっても溶けたのか。これは絶対成功させないといけないやつだ。失敗すれば鍛冶場の買い直しになり、無駄な出費にもなる」


1秒間に1度を上げる作業をリズムを刻みながら体内時計で計りながら温度を上げていく。


その時間、約23分。


ボクにはこの23分が何よりも長く感じた。


1、2、3、4、5、6、7、8、9、10


何度も何度も秒数を数えながらゆっくりと時間が過ぎるのを待つ。


「ここだ!!!」

「鋳造作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」


「フゥー、なんだかとても疲れたな・・・品質はどうなった・・・」


プラチリルインゴット、90%の最高品質。


「温度計が壊れたから、誤差があって品質が下がった。でもなんとか最高品質を作れたからオッケーだ」


これで神の鍛冶場に必要なプラチリルの温度計が作れる。


「一点集中スキル・オン」

「成形作業・開始」


プラチリルのインゴットに魔力を通して糸状にしていく。


それから耐熱保護膜を付けて、プラチリルの温度計の完成だ。


「成形作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」



次は錬金鍋の成形作業の開始だ。










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