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09 ぎゅっ
マヤさんとお風呂。
お痩せさんなマヤさんの身体に、必ずやお肉ぷにぷににしてみせると誓いを新たに。
お風呂の給湯設備は、モノカ様のご友人の魔導具技師アリシエラ様が製作なさったもの。
近くにいらした時は必ずこの家に来てくださるモノカ様たち。
早く新しい家族をご紹介したいです。
お風呂上がり、
みんなの部屋からマヤさんの声が聞こえます。
『お母さん、すごかった!』
大丈夫ですよ。
私のお料理を毎日食べれば、すぐにみなさんもお母さん体型ですからね。
はい、戸締まり確認。
みんなのお部屋に、
「おやすみなさい」
「おやすみなさい」×三人
明日は家事の分担でも、なんて考えていたらノックの音。
扉を小さく開けたのはリカさん。
「ベッド、狭かった?」
首をふるふる振ってこちらを見つめています。
毛布をめくって、ベッドをぽんぽん。
まくらを抱えたリカさんが飛び込んできました。
さあ、ここからが勝負ですよ。
お互いぎゅってして、
相手を先に眠らせた方が勝ちですからね。
ぎゅっ