振り返ってみた
あれから16年。
年がばれてしまいますね(汗)。
悪夢の十年間、毎日の様に自傷行為を繰り返してきた。
『彼』に会う少し前とか、友達と旅行とかそういう時以外は日課になっていた。
今回、何回も闇が現れていた。振り切ってきた。
あの時助けてくれた友人を裏切りたくなかった。
だから耐えて耐えて生きてきた。
でも駄目だ。
もう耐えられなかった。
人間味のなすぎる人生は辛い。
頭を抱えたくなる。これは私?本当に私か?全く違う人の人生ではないか?
あぁ、もう駄目なんだ…。
この感覚はあの時と同じだと思った。
呆然と、曖昧に頭を支配された。
子ども達を見ていたら泣きそうになった。
この子達と過ごしてるそれすら、私には偽りに思えた。
手に触れているのにこの温もりは偽物なのだろうか。
名を呼び、手を引いてくれるその感触は私の物では無いのだろうか。
姪が産まれた時、私は姪を抱き上げる資格はないと思っていた。目に見えてはっきりと残った傷。
それは言わずもがな死を望み、生きる事を諦めた証だ。
端から見たら…の話ですが。
ある意味私は生きるという事を放棄した人間だ。なにを言われても仕方がない。でも、受け入れらない言葉を実の母から言われた時は本当に親か?と疑わずには居られなかった。
リストカットを『人の気を引くための行為だ』と言い切ったのだ。
前に書いたかも知れないけれど、頭が真っ白になった。
これが私の親か…。もうどうでも良かった。
良き理解者に会った後で良かった。
もし彼女に出会う前だったら親を殺して居たかも知れない。大袈裟かと思うかも知れない。
でも人間は追い詰められるとなにをしでかすか分からない生き物だ。
実際、彼女に暴力を振った同期にカッターを這わせた事がある。もう犯罪(笑)。
止めてくれる人。
受け入れてくれる人が出来たから、私は変われたしここまで生きて来られた。