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苦しむとき

作者: persy

 人は、苦しむ。


 何をそんな急にと思うかもしれませんが、何となく、コーヒー片手に暇潰し程度に聞いてください。


 あなたが、苦しいと思うときは、いつですか?


 難しい案件を抱えている時、人間関係でぎくしゃくしてしまった時、親に小言を言われた時、子供に駄々をこねられた時……


 数え上げればきりがない。苦しむ要因なんて、人それぞれですよね。


 この社会は、世界は、皆さんに苦しむことを強要します。


 それは、皆さん自身のためであることもあれば、その枠組み自体のためでもあります。


 美しい結果を手に入れるためには、汚い過程を通るしかない。


 確かに、少なからず傍目には美しい過程のまま、最良のエピローグを奏でる人はいます。特に歴史上の人物に多くありがちなシンデレラストーリーを歩む人たちが。


 あなたの傍にも一人はいるでしょう?周囲の目から見ると楽をしてるだけなのに、誰もが予想だにしなかった結果を叩き出す逸材が。


 私の目から見ても、彼らは羨ましい。羨望の眼差しを通り過ぎて、時々嫉妬の感情が芽を出しかけるのが困りものです。


 でも彼らは、水面を優雅に泳いでいる白鳥なのです。かくいうミレーやピカソなどの人類史に名を残すような彼らでさえ、白紙のキャンバスにいきなり絵が描けたという訳ではないのですから……


 これらは、苦しみではありません。たとえ他者が優れていたとしても、彼らと自分を比べすぎて精神疾患を起こしたとかでなければ、凄いですね、の一言で片付いてしまう些末な話。


 冗長になってしまいましたね、話を戻しましょう。結局何が言いたいのかというと、苦しみとは、何らかの外圧による内的な変化だと思うのです。


 この変化というのはマイナス面の変化だけではありません。上に挙げたものはマイナス面が濃厚な場合ばかりになってしまいましたが、プラス面の変化はやはり恋愛に関する葛藤などが代表的でしょう。


 付き合いだして間もない頃、まだ学生の身である自分はあまり多くの時間を恋人と過ごせない。そんな思いが身を焦がし、ベッドの上でゴロゴロ転がりながら休日の初デートに服を考えたりだとか。


 そんな時、胸が締め付けられて苦しくなる。その他にもプラス面の例として、少しずつ難しい問題に挑戦し、悩みながら解ける問題が増えて行く過程の苦しみ。


 負の側面にしろ正の側面にしろ、苦しみは変化です。それをどちらの苦しみであるかと取るかは、自分次第です。


 さあ、最後に私から一言。


 変化が無い。そんな日常、あなたは欲しいですか?

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