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夢幻菌機ウィルシオン設定集  作者: 八房 冥
1 世界観、用語
1/7

世界観、及び用語集

【世界観】

 舞台は地球。軍や自衛隊に人型兵器が配備されている事を除けば、我々(作者や読者様)の世界と変わらない。ただし『惑星・ヴァルハラ』という惑星が存在し、この星を追われた宇宙怪獣『禁忌獣』が地球に現れた事で、この世界の地球の運命は大きく変わった。


【用語】

 ・人型兵器

 世界中の軍で使われている『レオン』、その改良機である『霧雨』、現代兵器の性能を大きく上回る『ウィルシオン』等が存在する。詳しくは後述。


 ・禁忌獣

 物語開始(第一章)より八年前、突如地球に現れた生物。黒く頑丈な皮膚を持ち、現代兵器で傷を付けるのは困難である。トカゲのような姿をしているが、二足歩行である。他の生物からの感情をエネルギーに変換する性質を持っており、『恐怖』『敵意』等の負の感情をエネルギーに変えて、その感情を持った相手に攻撃を放つ。また、『好意』『愛情』等の正の感情を受けた場合、その相手を癒すエネルギーを放つ。禁忌獣同士では特殊な念波を送りあってコミュニケーションをとる。


 ・ファントム

 世界に仇なすテロリスト集団として、世界中から恐れられている。その実態は、機械工学の権威である霧山隆介と彼を慕う技術者、そして、『惑星・ヴァルハラ』出身の宇宙人リードによって構成された技術者集団である。『人間は強敵と戦うために進化する』という霧山の考えのもと、自らが世界の敵となる事で、それに対抗する為の『正義の味方』を欲している。そして、自分達が『正義の味方』を強敵と認識した時、霧山自身も進化し、新たな発想のもと、より強力な兵器を開発できると考えている。

 また、彼らが運用する兵器『ウィルシオン』はパイロットが嫌われれば嫌われるほど高い性能を発揮できる、という性質を持っているため、必要以上に自分達が悪であることを世界にアピールしている。


 ・福音軍

 ファントムや禁忌獣といった人類にとっての脅威に立ち向かう為に結成された『正義の味方』。作中の人物からはよく『胡散臭い名前』だと評される。その実態は、ファントムのリードが『ミハエル=クリストファー=ボールドウィン』という名前を使って裏で支配している、言わば『茶番をするための組織』である。組織内には、福音軍のやり方に疑問を持つ者も増えてきている。ニューヨークに本拠地を持ち、日本で初めて禁忌獣が現れた常空市の他に上海、ロンドン、モスクワ、シドニー、サンパウロ、カイロ、ムンバイなど、世界各地に支部を持つ。第三章終了後以降、戦力は日本に集中させている。


 ・レーベ

 ケーニヒと名乗る男がリーダーを努める組織。現時点での目的は不明。表では『常空新聞』という名前の新聞社である。


 ・惑星・ヴァルハラ

 太陽系の外にある惑星。かつては禁忌獣によってこの星の住民は絶滅の危機に陥っていたが、それに対抗する人型兵器『シーファ』が開発された事によって絶滅を免れた。現在では、祖先の恨みを晴らすべく禁忌獣の絶滅を目指す『殲滅派』と、禁忌獣と分かり合う事を目指す『対話派』による対立が起きている。


 ・チオデ島

 南太平洋に浮かぶ小さな島。発展途上国と呼ばれる国が存在していた。

 八年前、空から突然現れた禁忌獣がこの島の住民を皆殺しにした。


 ・銀海島

 日本列島の東に存在する島。日本国が所有している。無人島だと思われていたが、実際にはレーベが所有する研究施設だった。銀海島周辺の海には禁忌獣が生息しており、これらを捕獲して兵器に利用している。福音軍の緑井さくら少尉としてここに潜入したリードは、ここを監視していたケーニヒとの話し合いの結果、この施設を福音軍の物として譲り受けた。


 ・常空とこそら中学校

 関東某県の常空市に存在する市立中学校。本作の主人公である黒月浩輝をはじめとする多くの生徒が在籍する。


 ・常空第一高等学校

 某県の県立高校ではトップクラスの偏差値である進学校。黒月浩輝の志望校であり、藤宮彼海が在籍している。五章からは黒月浩輝も生徒となった。


 ・Imaginaryイマジナリー Virusヴァイラス

 通称、IV。和訳すると『架空のウイルス』人間や禁忌獣を含めて全ての生物が、負の感情を受けたときに体内に作り出す粒子状の物質。厳密には菌でもウイルスでも無いが、便宜的にこの名がついた。禁忌獣のみがこの物質をエネルギーに変換する器官を持っており、ヴァルハラの人間はこれを利用して『シーファ』を建造した。しかし、最初の器官をどの様にして手に入れたかは不明である。また、Antiアンチ Imaginaryイマジナリー Virusヴァイラス、通称AIVという正の感情を受けたときに体内に発生するIVとは正反対の性質を持つ物質も存在し、IVとAIVはお互いに打ち消し合う。

 

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