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こんな予定改

新たに書き加えてみました




暑い日の夏、一人の青年が姿を消した。青年が目覚めればそこは……。


「……明治三五年? 日露戦争前の1902年にタイムスリップしたのか!?」


 そして青年は決断をする。


「……やってくれるか?」

「……悲劇を繰り返さぬために俺は歴史を変えます」


 青年は苦闘する。


「第一次総攻撃の結果を見れば分かるでしょう伊地知参謀長!! それなのに何故第二次総攻撃を……」

「黙れ小僧!! 特務尉官の分際でこの司令部にいる事自体が相応しくない!! 追い出せ!!」

「……伊地知ぇ……」


 そして青年はその大海戦を目撃する。



「怪我はありませんか東郷長官!!」

「おいは大丈夫でごわす。それより他の者は……」

「……秋山参謀、伊地知艦長戦死、加藤参謀長は右足を切断しています」

「……判った。君が三笠の指揮を取れ」

「自分が……ですか?」

「はようせぇい!!」

「は、はい!!」


 そして日本は辛くもロシアに史実通り勝利した。この時、青年は運命の出会いをする。


「……貴女の名前は?」

「……〇〇と申します」


 二人は愛でたく結婚し三人の子を得る。


「欧州の情勢を見てきてくれ」


 その言葉に青年はオーストリアを訪れた。そして一人の若き青年と出会う。


「君の絵は中々良いね。良ければ名前を教えてくれないか?」

「私はヒトラー。アドルフ・ヒトラーだ」


そして時は過ぎて世界は世界大戦の渦に巻き込まれる。


「日本は欧州に陸海軍を派遣する。陸軍は約六万、海軍は戦艦金剛、比叡、榛名、霧島、河内、摂津、筑波、生駒を中心にした遣欧艦隊だ」

「ドイツ軍が来ます!! このままでは……」

「……おはんらははよぅ行けぇ」

「で、ですが……」

「……欧州で捨て奸とはのぅ」

「此処が死に場所だ!! 奴等に我等の存在を知らしめろ!! 薩摩を、日本をみくびっどじゃなかどォ!!」

「霧島がドイツ艦隊に突入します!! 更に発光信号!! 『我、囮トス。速ヤカニ隊列ヲ整エヨ』」

「霧島の敵討ちだ!! 撃ちぃ方始めェ!!」

「全隊イパチェフ舘に突入せよ!!ニコライ皇帝一家を救い出せ!!」


 日本は多大な犠牲を払いつつも連合国の一員として戦い勝利する。そして青年が家に戻れば……。


「……結核……だと?」

「……ごめんなさい貴方」

「……済まない」

「子どもは儂らが引き取る」

「引き取るって……どういう事ですか!?」

「儂の息子は日露の戦で戦死しとる。儂の会社を継ぐ者がおらんからのぅ……それとも、親や親戚も無く素性が分からない御主が継ぐのか?」

「………」


 最愛の人は当時不治の病に掛かり、看護のかいなく亡くなる。青年は最愛の人を亡くし途方に暮れるが子ども達と共に最愛の人の分まで生きると誓う。誓う筈であった。その希望は最愛の人の父親によって失われた。


「……残念ながら陸海軍は貴社に発注は一切行いません。これは決定事項です」

「な、何故でありますか!? 我が社が陸海軍に何をしたのです!!」

「……虎の尾を踏んだと言っておきましょう。其れほどの事を貴社はしたのですよ」


 時の総理である山本権兵衛は丁寧にそして怒りを表しつつ青年の最愛の人の父親にそう告げた。


「ドイツに駐在武官ですか?」

「うむ、それと技術者の引き抜きも頭の中に入れてくれないか」


 青年は駐在武官としてドイツに赴き、オーストリアで出会った青年と再び会う。


「久しぶりだな。また絵を購入したい」

「……ふん、お前も物好きだな」

「絵から政治家に転身したお前に言われたくないな」




「……あの時、貴方が救助しようと言ってくれたから今の私達が此処にいる」

「(……王朝のカネ目当てだとは……言えないよな)」


 直接的ではないが間接的に助けた女性と奇妙な交遊だが世界の情勢は刻々と変わりつつあった。


「ドイツに二回目の駐在武官として飛んで技術者や工作機械を引き抜いてくれ」


 密命を帯びた青年はドイツに向かい、そして二度目の恋をする。


「……許してくれるか〇〇?」

『あの世で待っていますよ。それに貴方を好いている人はもう一人います。知っていましたか?』


 そして世界は再び世界大戦の道へ進む。


「……第一機動艦隊司令長官、やってくれるか?」

「……判った。やろう堀」



「確りして下さい山口参謀長!!」

「……なぁ三好……」

「何ですか山口さん?」

「……今度ぁ勝ったかな……?」

「……はい、勝ちましたよ!!」



 青年の目指す道は破滅か興隆か、それは神のみぞ知るのみである。



 一応こんな感じでやられたら良いなと思う。ネタ満載とか言わないで(笑)






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