戦後編 設定兵器4及び1963年時の聯合艦隊編成
戦艦『肥前』(旧『リットリオ』第一次近代化改装)
基準排水量 48,000t
全長 240m
全幅 33m
機関 九五式艦本式重油専焼水管缶10基
主機 艦本式改タービン4基
出力 158,000shp
速度 31ノット
航続距離 7000海里
武装 50口径41サンチ三連装砲三基
97式45口径12.7サンチ両用砲4基
50口径76ミリ連装速射砲×12基
25ミリ単装機銃20基
12.7ミリ機関銃12基
対空電探 AN/SPS-6
射撃電探 6式射撃装置(Mk.51 射撃指揮装置)
同電探 7式射撃装置(Mk.56 砲射撃指揮装置)
【概要】
第二次日本海海戦で鹵獲された『ツェサレーヴィチ』こと『リットリオ』である。第二次日本海海戦で鹵獲された後、修理と近代化改装され日本海軍に『肥前』として編入された。また主砲も41サンチに交換された事で火力は向上した。更に機関も日本の機関に交換、装甲は硬めの70mm装甲と280mm装甲の間に50mmの木材をクッションとして挟むという「複合装甲」だったがこれを廃止し350mmの装甲板に交換するのである。
編入後は機動艦隊の解体等により舞鶴の第三艦隊に配備され幾度となく改装し『河内』型と共に2000年代まで現役するのである。
空母『鳳龍』(旧『グラーフ・ツェッペリン』第一次近代化改装)
基準排水量 38,000t
全長 265m
最大幅 62m
機関 九五式艦本式重油専焼水管缶12基
主機 艦本式改タービン4基
速度 31ノット
航続距離 6,800海里
武装 50口径76ミリ連装速射砲×10基
25ミリ単装機銃18基
12.7ミリ機関銃12基
対空電探 AN/SPS-6
射撃電探 6式射撃装置(Mk.51 射撃指揮装置)
同電探 7式射撃装置(Mk.56 砲射撃指揮装置)
搭載機 噴式艦戦『蒼雷』×27 噴式艦攻『橘花』27機
【概要】
元はドイツ海軍初の空母であった『グラーフ・ツェッペリン』を第二次日本海海戦で鹵獲、修理・近代化改装を施して戦力化した空母である。鹵獲した後に西ドイツ政府に『シベリア』共々返還の意思有りと伝えたがスターリンの矛先が此方に来るかもしれない議論があり結局は断り、日本で運用する事になった。しかし、空母の戦力化としても日本海軍は『信濃』や『大鳳』等がいたので前線に置くのではなく、実験兼練習空母として運用を決めたのである。この第一次近代化改装では『加賀』の次にアングルド・デッキと蒸気式カタパルトを搭載している。戦力化後は呉を母港とし練習航空隊の練習空母として運用される。また、小刻みな改装でシースパロー(RIM-7H)の発射機を搭載したり実験空母としての任務も忘れておらずその運用結果は日本海軍に重要な資料をもたらす事になる。
ちなみに『鳳龍』が練習空母と聞いた時に将和が「……グラーフママか……」と呟いたのを夕夏が聞き逃さず「今度は何処の誰に餌を与えているのかしら?」と薙刀を持って追い掛けられた逸話がある。
重巡『白根』(旧『プリンツ・オイゲン』第一次近代化改装)
基準排水量 19,000t
全長 220m
全幅 22m
機関 九五式艦本式重油専焼水管缶12基
主機 艦本式改タービン4基
出力 148,000shp
速度 32ノット
航続距離 7,800海里
武装 55式60口径20.3サンチ連装砲4基
97式45口径12.7サンチ両用砲4基
50口径76ミリ連装速射砲×8基
55式艦対空ミサイル連装発射機(RIM-2B)×2基
12.7ミリ機関銃12基
対空電探 AN/SPS-6
射撃電探 6式射撃装置(Mk.51 射撃指揮装置)
同電探 7式射撃装置(Mk.56 砲射撃指揮装置)
【概要】
元はドイツ海軍の『プリンツ・オイゲン』であり第二次日本海海戦で鹵獲され、修理・近代化改装された。機関も戦闘で破壊されていたので1からの搭載であったので再就役後は特に機関故障には悩まされなかった。また『白根』は実験重巡としての役割もあり、テリアの連装発射機を搭載したり第二次近代化改装では対艦ミサイル『桜花』を搭載したりしている。また、主砲は日本式に改装された60口径であり後の重巡や打撃型巡洋艦は60口径がスタンスとなった。
配属は舞鶴の第三艦隊であり常にソ連を睨む事になり、予算不足も相まって2000年代までは現役で有り続け舞鶴にその姿を見せたのである。予備艦後は舞鶴の赤れんがパーク公園の埠頭にて停泊している。
指揮艦『石見』(旧『Гангут』第一次近代化改装)
基準排水量 27,000t
全長 200m
全幅 28m
機関 九五式艦本式重油専焼水管缶12基
主機 艦本式改タービン4基
出力 108,000shp
速度 28ノット
航続距離 6,400海里
武装 50口径31サンチ三連装砲2基
50口径76ミリ連装速射砲×8基
55式艦対空ミサイル連装発射機(RIM-2B)×4基
12.7ミリ機関銃12基
対空電探 AN/SPS-6
射撃電探 6式射撃装置(Mk.51 射撃指揮装置)
同電探 7式射撃装置(Mk.56 砲射撃指揮装置)
【概要】
元はロシア帝国海軍バルト海・黒海艦隊に属していた『Гангут』級一番艦『Гангут』である。第二次日本海海戦で大破したところを鹵獲された。鹵獲後は解体も視野に入っていたが将和が「指揮艦を作ってみよう」と『ブルー・リッジ』揚陸指揮艦を思い出しての発案だった。
改装は武装は個艦防衛とされ主砲は『Гангут』のは破壊され修復不可能だったので海軍の兵器倉庫で埃を被っていた超甲巡用の31サンチ三連装砲が採用された。また、対空ミサイルも『白根』で採用されていた55式を4基搭載している。
なお、逸話としては将和が総理就任後の観艦式にて『石見』が観閲艦として参加し将和と一応公式上は嫁となっているタチアナを乗せて観艦式を見学。記者団に囲まれたタチアナが一言をと言われ「久しぶりにロシア帝国海軍の艦艇に乗せて頂きました。『石見』のこれまでの苦労、真に感謝に絶えません。彼女を大切に運用していただいたソ連には感謝しきれませんわ。そう言えばソ連はどうして『Гангут』を日本に譲渡してくれたのでしょうかね」と盛大な嫌味を言って国内の記者達は困惑しアメリカとイギリスの記者はにこやかに笑みを浮かべたのである。
1963年(ベトナム戦争時)聯合艦隊編成
総旗艦『石見』
第一艦隊
母港 横須賀
第一戦隊
『出雲』『長門』
第一航空戦隊
『信濃』『加賀』
第一巡洋戦隊
『妙高』『那智』『羽黒』『足柄』
第一護衛隊
『天津風』『時津風』
第一水雷戦隊
『阿賀野』
第十一駆逐隊
『山雨』『秋雨』『夏雨』『早雨』
第十三駆逐隊
『高潮』『秋潮』『春潮』『夏潮』
第61防空隊
『秋月』『照月』『涼月』『若月』
第63防空隊
『浦月』『青雲』『紅雲』『春雲』
第66防空隊
『天雲』『八重雲』『冬雲』『雪雲』
第二艦隊
母港 佐世保
第二戦隊
『河内』『因幡』
第二航空戦隊
『翔鶴』『瑞鶴』
第二巡洋戦隊
『八雲』『伊吹』『六甲』『和泉』
第二護衛戦隊
『夕張』
第二水雷戦隊
『能代』
第15駆逐隊
『黒潮』『雪風』『初風』
第18駆逐隊
『陽炎』『不知火』『夕雲』『風雲』
第31駆逐隊
『長波』『高波』『早霜』『秋霜』
第62防空隊
『冬月』『春月』『宵月』『夏月』
第64防空隊
『清月』『大月』『葉月』『山月』
第三艦隊
母港 舞鶴
第三戦隊
『肥前』『岩代』
第三航空戦隊
『大鳳』『神鳳』
第三巡洋戦隊
『高雄』『摩耶』『白根』
第三護衛戦隊
『天龍』『龍田』
第三水雷戦隊
『矢矧』
第12駆逐隊
『妙風』『清風』『村風』『里風』
第19駆逐隊
『山霧』『海霧』『谷霧』『川霧』
第20駆逐隊
『冬潮』『若潮』『宵潮』『風潮』
第四艦隊
母港 呉
第四戦隊
『伊勢』『日向』
第四航空戦隊
『雲龍』『蓬莱』『葛城』
第四巡洋戦隊
『大淀』『仁淀』
第四水雷戦隊
『酒匂』
第二駆逐隊(最新鋭)
『睦月』『如月』『弥生』『望月』
第四駆逐隊(最新鋭)
『皐月』『文月』『水無月』『長月』
第六駆逐隊(最新鋭)
『卯月』『菊月』『夕月』『三日月』
第五艦隊
母港 大湊
第五航空戦隊
『生駒』『飯盛』『信貴』
第五水雷戦隊
『水無瀬』
第一駆逐隊(最新鋭)
『神風』『野風』『波風』『沼風』
第三駆逐隊(最新鋭)
『汐風』『帆風』
第五駆逐隊(最新鋭)
『春風』『朝風』『旗風』『松風』
第六艦隊
母港 小樽
第六水雷戦隊
『四万十』
第29駆逐隊
『朝凪』『夕凪』『疾風』『追風』
第34駆逐隊
『芙蓉』『朝顔』『刈萱』『羽風』
第43駆逐隊(室蘭)
『松』『竹』『梅』『桃』
第45駆逐隊(大泊)
『櫻』『欅』『初櫻』『梨』
輸送艦隊
母港 呉
輸送航空戦隊
『飛鷹』『隼鷹』
第46駆逐隊
『桑』『桐』『杉』『槇』
第47駆逐隊
『樅』『樫』『柳』『橘』