秘密×恋愛×脚色
この物語りは、私、あおば色葉のホスト体験談を元作られたフィクションです。ですから、登場人物のホストや女性が、全てではありませんし、また、その様な人物が存在しないのかもしれません。くれぐれも誤解しないようにお願い致します。
私、あおば色葉には、ホストと言う職業の彼氏がいます。
もちろん『誰モ信ジナイ。』
だから『誰ニモ話シテイナイ。』
世間一般から、言わせて貰えば、
「だから、どおした?」で終わる話しなのだが、アオバの周りの世間一般は、例外らしく今日もまた誰かが、
「アオバは彼氏いないの?」
と聞いてくる。
「良い人が出来れば、良んですけどねぇ。」と苦笑いを浮かべ、用意していたセリフと演技で脚本どうりにこなす。
世の中は、様々な話題で賑やかなのに、
やはり、アオバの周りの世の中は話題がないらしい。
同じ様な事ばかり聞いてくるのだから。
ただ単にアオバをからかっているだけかも知れないが、
「彼氏いないですよ。」
「そうなんだ〜。」
で終わらせてほしい。……が、それで終わらせないのが、アオバの周りの世間一般だ!
興味のない事ばかり、振ってくる。
「アイツ、アオバの事可愛いって〜」
だから、どうした!
「きっとアオバの事好きなんだよ〜」
知るかよ!!
「付き合ってちゃえよ〜。」
てめぇが決めんなよ!!!
最悪なのは、相手が職場の上司であること。適当に受け流すことしかできない。
アオバは、朝から顔のコンディションが悪いらしく、化粧のりが最悪だ!その顔で笑顔を作りながら、事が収まるのを待つ。
本当に余計なアドリブは遠慮してもらいたい。
どうして人様の恋愛に口を突っ込んでくるのかな?みんな、そっとしておいてくれ!
アオバは、ホストと本気で恋愛しようとしている愚か者だ!
それでも自分で選んだ相手と向き合って恋愛する事を望んでいるのだよ。
何も人様にさらけ出せる恋愛が全てじゃない。けして口には、出さないが、アオバが真っ先に言いたいことだ!
夜の世界は、関わりのない方にとっては、未知の世界です。様々は負の感情が入り乱れ真実が見えにくくなります。ただ、そんな世界で見つけた宝物は、日常的な世界で見つけた物より、輝きに満ちて魅力的に感じます。一度きりの人生、トキメキに、心を奪われるのは悪い事では、ないはずです。貴方も一歩踏み出し見てください。トキメキは、貴方を受け入れてくれますから。