第8話 事故
「物部は、自分達が正当な一族だと主張し蘇我の政策に反発反対しまくった。だから、仏教の輸入は格好の餌食となった。蘇我と物部はこれが対立の始まりとなったんだ」
「古墳時代の裏にそんなことが」
美月が感心している。これまで話した内容は学校では習わないから自分が知らない知識を身に着けられてよかったのだろう。昔から、美月は勉強をするのが好きだったからな。
「それで、この草薙の剣をどう使えばいいの?」
イヨが草薙の剣の使い方を聞いてきたので俺は答えた。
「それはだな………」
その日はもう遅くなったので美月には家に帰ってもらい、イヨについては家に泊まってもらうことにした。俺的には美月の家に行ってもらいたかったが、父さんがぜひ泊まってくれと言ったため仕方なく認めることにした。
「イヨは、この部屋に泊まってくれるかい」
俺は、イヨに尋ねた。イヨは「大丈夫」と言いそのまま部屋の中に入っていった。俺は見送るとそのまま自分の部屋に戻った。
今日一日はいろんなことがあった。イヨという神様が突然俺達の前に現れたこと、守仁の正体が物部氏だったこと、神の間を実際に見たこと。本当にいろいろなことがあった。今日ほど濃密な日は人生ではなかっただろう。とりあえず、寝る前にお風呂にも入って気持ちを落ち着かせよう。そう、考えた俺はお風呂場に向かって歩き出した。
お風呂場にて。
「さーて、ゆっくり浸かろう」
俺は、一刻も早く休みたかったのでドアに手をかけて中に入った。……………………全裸のイヨがいた。
「きゃぁぁぁぁぁ」
「わわわ、ごめん」
そう言って、俺はドアを閉めた。しかし、俺の心の中はとてもドギマギしていた。心臓の鼓動も早くなっていた。
初めて女子の裸を見てしまった。いやいや、イヨは神だ。人間じゃないから意識するようなことではない。それでも俺は意識せざる負えなかった。
「後で話があるから」
ドアが開いてイヨがバスタオルを身に着けて出てきた。顔が真っ赤だ。おそらく俺に見られたことで恥ずかしいのだろう。俺は頷いてからイヨが着替えが終わった後お風呂に入った。
お風呂から出た。自分の部屋に戻ってみるとイヨが部屋の中央で仁王立ちをしていた。ものすごい威圧感を感じた。
「何か言うことはないかな?」
イヨが笑顔で問いかけてきた。こ、怖い。俺はすぐに察した。これは命がないと。俺は許してもらうためにある行動をした。
「すいませんでした」
謝った。誠心誠意謝った。土下座をして。
「まったく、今度から気を付けてよね」
イヨが「はぁ~」とため息をついて言った。そして、そのまま自分の部屋に帰って行った。
何とか命が助かった。とりあえずもう疲れたのでベッドに向かってダイブして爆睡した。
昨日更新ができなくてすいませんでした。なるべく急ぎますのでよろしくお願いします。




