第1話 始まりへのカウントダウン
ギンがスランプのため気ままに出してみました。それなので、気軽に読んでください。
「ハァ~」
俺は盛大なため息をした。それを聞いていた一緒に歩いていた隣の女子が声をかけてきた。
「ため息なんてついてどうしたの? イナ」
そう言ったのは俺の幼馴染の炊屋美月だった。
「まったく情けないぜ。どうせテストの点数が悪かったんだろ。俺にはわかるぜイナ」
それに続いてもう1人の幼馴染の守仁も言ってきた。
「うるさいな。テストの点数は良かったよっ。英数理社国五教科で300点ぴったりだ。どうだいいだろ~」
「イナそれしか取れてないのか? 俺なんか455点だぜ。まぁ数字をあんなにミスするとは・・・・ショックだぜ」
そうですか。その発言に俺の方がショックです。
少し落ち込んだところにとどめの言葉がくる。
「私は500点だったよ」
………500点!? このテストは五教科だから……全て満点!? ありえん、ありえん、ありえない。世界はおかしい。
俺がバカなだけなのか? いや、そんなことはない。今回は高校生活初めてのテストだから今までのテストよりそれなりに難しかった。
俺頑張ったのに。あんなに遊ぶ時間を割いて勉強したのに。どうしてだよ。
俺が落ち込んだ間、守仁が美月に話していた。
「美月」
「何? どうしたの守仁?」
「本当に500点取ったのか? 500点っていうもは満点だぞ。1問も間違えないということだぞ」
「えっ。あっうん。本当だよ。私嘘つかないし。500点って頑張って勉強すればとれるものだよ。ほら見て」
そう言うと美月はテストの結果が書かれた紙…個表を出した。確かにそこには総合500点と大きく書かれていた。ほかの強化も100という1と0が2個の数字が5個並んでいた。
「俺、美月のそういうところすごいと思うよ。でも美月、イナがとてつもないショック状態だぞ。まんがでいう真っ白な状態だぞ」
「えっ、あっ本当だ。イナ大丈夫? しっかり意識取り戻して」
「もうだめだ~。耐えられない」
嫌だー。テスト後の嫌なところは結果が悪いと自暴的になることだ。だからここまで落ち込んでいる。それなのに、守仁の奴は美月に対して答えた。
「やっぱり美月。大丈夫みたいだ」
「そのようだね」
「ひどい!」
俺がこの2人が全く心配してくれないので本格的に怒りだしたら守仁が別の話題をふった。
「久しぶりに3人でかくれんぼでもしてみないか?」
かくれんぼか。守仁にしてはずいぶん懐かしい遊びを選んだものだ。最後にしたのはいつだろうか、あの時は楽しかったななどと昔のことを思い出したが、それに対しての俺の答えは……………。
「そんな子供の遊びなんかするかっ」
断った。いや、反対した。なんで高校生にもなってそんなガキっぽいことしないといけないんだ。俺は、子供じゃない。大人だ。
「私はいいけど。ていうよりむしろやりたいけどね」
「なっ!?」
やばいやばい。あの美月が賛成するなんてどうすればいいんだ。このままだと本当にかくれんぼをすることになってしまう。
「イナはやらないんだな。つまりは負けるのが怖いんだろ? どうか、図星か?」
こいつ。挑発してきやがる。守仁は俺の扱いに慣れているためよくピンポイントに挑発をしてくる。
「いや、俺は絶対やらないからな」
絶対を強調してそう言うと守仁と美月が目を合わせてから、
「イナ、大人のふりして格好つけても何にもならないよ」
「そうだぞ美月の言うとおりだ。格好つけても何にもならないぞ」
ぐぬぬ。美月と守仁の集中攻撃をくらい俺はついに降参した。
「わかったからやればいいんだろかくれんぼ」
そう言うと美月と守仁はハイタッチして喜んだ。次こそは降参しないからな。
それからしばらく歩いて近所の小さな神社に着いた。
神武神社。
昔はでかい神社だったとよく近所のおじさんが言っていた。。名前の由来はこの地に日本の初代天皇である神武天皇がよったとされる伝承から付いた。しかし、戦後神武天皇は神話上の人物であり歴史上の人物でないとGHQによって神社は解体させられ名前だけが何とか残ったとと話していた。
「おいおい神社でかくれんぼして神隠しに会わないのか? 罰が当たりそうだが」
「大丈夫よ。そんな非科学的なことが起こるはずないよ」
「そうだぞ。イナはそんなことを信じているのか?」
じゃっかん心配だった。そしてこのあとこの時思っていた不安が見事に的中する。しかし、この時の俺と美月には全く気付かなかった。
次回は、いよいよ物語を進める神様の登場予定です。




