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運命の日

 ここはどこだろう?

真っ暗な世界 前も後ろも何も見えない。

怖い、暗い、逃げたい、誰か助けて・・・

その真っ暗な世界に光が突如現れた僕は走ったその光の元へだけど僕はつかめなかったんだその光をその光を僕は掴まなくちゃいけなかったんだ。

 ただそんな気がしたんだ。


「はぁはぁ夢か朝から意味の分からない夢を見せやがって」と俺は心の中で思った。

 そんなことを思いながら1階に降り朝飯をさっさと食い終わり俺は学校に行こうとした。 これが俺の毎日だ普通すぎて何も面白くもない。 

 毎日毎日同じ事の繰り返しそれが人生なんだろう俺はずっとそう思ってきた。 これからもそう思って生きていくだろう、と。

 

「よぉ敦!」と、聞き慣れた声が後ろからした。

 ちなみに敦というのは俺の名前だ。俺の本名は神林 敦 年は17歳だ。

まあ苗字が珍しいとはよく言われるくらいのただの普通の名前だ。


「どうした暗い顔してお前らしくねえな」

「まぁな俺にもいろいろあるんだ」

「ほーあれかもしかして彼女ができたのか!?」

「うるせぇお前は少し黙ってろ」

 

 俺に絡んできてるこいつは五十嵐 進っていう名前のただのヤンキーだ。

「おい、敦! 学校サボってゲーセンいかね?」

「お前にしてはいいこと言うんだな、よしいくか、とでも言うと思ったのか?」

「なんだよ敦学校行ってもやることないじゃねえかゲーセン行こうぜ!!」

「勝手にしろ俺は今そういう気分じゃねえんだ」

「まぁいいわ仕方ねえから一人で行ってくるわ一人は寂しいねえ」

 

 ぶつぶつと文句を言いながら五十嵐はゲーセンに向かった。もちろん俺は学校だ、と言っても今から行っても遅刻確定だ正直なぜゲーセンにあいつと一緒に行かなかったのか俺にもよくわからない。多分あの夢のせいだと思うが・・・。


「ちっ 朝からあんな夢見たせいでヤル気がおきないどうしてくれるんだ」

と、俺も文句を言いながら学校に着いた。


 俺はこの学校では多分一番恐れられてる生徒だろう。 先生からは呆れられているくらいだ。

いつものクラスに入った時にはもうホームルームが始まっていた。俺が入った瞬間に生徒たちは一斉に下を向く。いつものことだ慣れている。俺はそんなことを思いながら席に着いた。

 

「さて今日から新しい生徒さんが来てくれましたよ」

先生が朝からでかい声を出している。教室もみんなの声で震えている。正直オレにはどうでもいい話だ。

この時はまだ俺は知らなかったそいつのせいで俺の人生が狂うことが・・・


「女だ可愛すぎだろ」女と分かった瞬間男たちが吠える。まあ可愛い子だそれは俺にもわかった、だけど俺にはどうでもいい話にはかわらないまだその時は


「自己紹介してもらいましょう名前はなんていうんですか?」

「僕の名前はミカエル クラリスだよ よろしくね」 

「うぉぉぉぉぉ可愛すぎるぅぅぅぅぅ」とまた男どもが吠える。

「どこ出身何ですか!?」とクラスの誰かが言った。そりゃみんな思うだろう日本の名前じゃないしな。

「出身地ですか?僕の生まれた場所は天使界だよ」


 教室内が少しのあいだ沈黙に包まれた、がみんなこいつが可愛いから許したそうだ。

まあ俺は信じてないがなそして俺は突然席から立ち自称天使界から来たイカレタ野郎のもとに行き一発殴ろうとした。そう、奴はまだ俺を発見してなかった俺が立ったせいで奴が俺を発見したそうだ。


「あっくん・・?」

「はぁいみわからないこと言ってんじゃねえよ」というものも昔俺はあっくんと呼ばれていた。

「あっくんだやっぱりあっくんだほら僕だよ昔一緒に遊んでたクラリスだよ?」


 その言葉を聞いたあとからの記憶がなかった気づいたら俺は保健室のベットの上にいた。そしてなぜかミカエルとか言う奴もいた。


「さしぶりだねあっくんまあ僕のこと覚えてるはずないよね」

「覚えてるも何もお前おかしいだろ自分のこと天使界から来たとか・・・」

「なにがおかしいの?僕は天使界から君を連れ帰りに来たんだよ?」


 俺はサッパリ意味がわからなかった。もう何がおきてるかサッパリわからなかったんだ。こんなことなら五十嵐とゲーセンに行っておくべきだった。


「お、おう頭痛いから少し寝かせてくれ」俺はこの言葉しか言えなかった。

「うん♪時間はたっぷりあるしね♪」

 

 俺の平凡はこの日を境に終了を迎えたのであった。





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