第14話
ほのぼのです。
事件後、早急な事件解決が求められ詳しく調べられたが、暗殺者の者と繋がっていると思われた貴族は、首を切られ無残な体となって発見をされ、追求の道を絶たれてしまった。
貴族の一人の判断や利益によって、このように大それた犯罪を起こすことは無いと思われるが。
刺客が使った毒の影響で三日三晩寝ていた私は、起きて早々と体を清潔にするために風呂に入り、部屋の前に戻る間、私は心の中で愚痴っていた。
この時代は、入浴は高貴な身分を誇示するための手段で存在していて助かったけれど、同じく誇示するためとはいえ着替えまで人の手でやらせるのは、現代人の常識からくる羞恥心でこれは慣れないな……。
未だに慣れない人の手で着替える事について、私は少し憂鬱な気分になっている中、従者の一人が部屋のドアを開けると若い男性の声が響いてきた。
「クロ……兄上、起きたばかりなのに、湯浴みなどをして大丈夫なのですか?」
「ヘリオスか……。三日三晩も寝ていたのだ、汗に濡れた体でいるほうが、私には耐えられないよ」
私は部屋の中に居る、弟のヘリオスに向かって両手を肩の辺りに上げて、うんざりする様子を見せると、ヘリオスはなにやら怒ったように眉に皺をよせていた。
「刺客が使った毒の影響で兄上は寝込み、周りの者や私がどれほど心配したと思いですか!?
それなのに兄上は起きて早々軽はずみな行動をまたお取りになられる!!」
口を尖らせ怒ったようすのヘリオスを見て、私は苦笑を浮かべた。
「それに怒られているにも関わらず、まったく反省していない!
次に何が起きても私は知りませんからね!!」
「いや、すまなかった。反省している」
素直に謝った私に、ヘリオスは少し戸惑うようすを見せたと思うと顔を背け、視線を合わせないよう横の壁を見ていた。
私はヘリオスの態度を見て、頬の緩みが耐え切れなくなり声を出して笑いだしてしまい、笑われたヘリオスから、更なるお説教をもらうことになった。




