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2017/1/23(月)~生誕イベント前祝い(前半)~

【登場人物】


うみ…本作のヒロイン


山中義昭…最古参で最年長(そして筆者のモデル)


~生誕イベント前祝い~


今日は仕事中からウッキウキであった。


クリスマスイブの生誕イベントがインフルエンザで流れてから1ヶ月。


前回うみさんに会ったのが11月後半だったので、実に2カ月ぶりにうみさんと会えるのだ。



仕事は滞りなく定時で終了し、ビタ帰り。※ビタ帰り…打刻と同時に退社する事


この光景を見ていた同僚や後輩から


「山中さん、今日もメイドですか??www」


と茶化される。


『失礼な!!!紳士の憩いの場だ!』


と答えたかったが、余計馬鹿にされそうなので適当に流してダッシュで車に乗り込む。


あと最近はそんなに回数行っていない!



車で向かった先は以前、プレゼントを買った時計?店。


イベントが延期になったと聞いて、酔った勢いでみささんにプレゼントしてしまったのと同じブランドの時計を手配していた。



おっぱいにつられた自分をこの時ほど責めた記憶は無い。


そんな後悔をしながらパパっと手続きをして時計を受け取り、急いで帰宅。



帰宅後は恒例となった山中ルーティーンを華麗に決める。


特にうみさんと会わなくなって処理が適当になっていた鼻毛を丁寧に抜いた。



接客業である手前、毛の処理にはかなり気を使っていたが少し前にうみさんから


「平野の鼻毛が気になる」


って耳元で囁かれて、うみさんはそういう所をしっかり見ている事が分かった。


というか平野の鼻毛は私も最初会った時から気になっていた。



話が逸れたが、無い髪をかき集めてワックスでセットしてヘアコロンをする。


…鏡で見るとセットしてるのかかき集めてるのかわからねーなと思ってしまったのは秘密の話。



そして21:00ごろに秋葉原に着く電車で自宅を出発。


常磐線から見る30ドルの夜景は2カ月ぶりにうみさんと会える私を祝福しているかの様であった。



電車に揺られること1時間20分、定刻通り秋葉原へ到着。


平日の夜だというのに茨城に比べ人が多い。


いや、どの時間帯でも茨城よりは多いですよね、失礼しました。



気になっていた混ぜそばをササっと食べて、いざアルブムへ!!


途中、アルブムに至るまでの道のりで新浦さんっぽい人を発見したけど女連れだったのと話しかけるほど仲良くないのでスルー。


…と思ったら声を掛けられる。


「あ”、や”ま”な”か”さ”ん”。

 う”み”です”か”?」


恐らく名前を呼ばれてうみさんに会いに来たのか聞かれたのであろう。


「はい、うみさんに会いにきました」


事実をありのまま伝えると新浦さんから


「た”の”し”ん”でく”ださ”い”」


と言われたのでお礼を言った。


新浦さん、ピザの件もそうだけどそんなに悪い人じゃなさそうだ。



そしてアルブムの入っている雑居ビルに到着。


実はアルブムに入店するときに注意している事があった。



それは出勤してきたキャストを入待ち、出待ちしてると思われると嫌なのでササっとエレベーターに入る事。


特にうみさんはいつも出勤時間ギリギリに来ているので要注意。


たまに会う事もあったのだが、それは不可抗力。



そうこうしながらエレベーターで7階に到着。


店内は平日の22時であるため安定の静かさだ。



入店のチャイムに気づいたHITOCさんに席へ案内され、更衣室にいるうみさんを呼んでもらった。



「やーまーなーかー久しぶりー!!」


2カ月ぶりのうみさんの声は五臓六腑に染み渡る。。。


しかし、そこは紳士で癒し系が売りの私。(ち〇ち〇でいやらしい系って言った人はギルティ)


絶対零度をも凌駕するクールな表情(当社比)で


「うみさん、お久しぶりです」


と回答できた。(できたとは言ってない)


あとギャグが絶対零度っていった人は来世でフナ虫に転生する呪いをかけておく。



その後インフルで生誕イベントできなかった事への謝罪を口にされたが、全く引きずって無いし何回もうみさんが謝る必要もないので


「気になさらないでください。

 楽しみが1カ月延びただけだし、うみさんの体調が一番ですから。」


と返したら


「山中、お前はいいやつだ!」


と返答が来た。


このセリフが許されるのはうみさんの人間性がなせる業だと思っている。



話が切れたタイミングで2カ月ぶり記念のボトル(通称食パン)を入れる。


うみさんはアルコールアレルギーでお酒飲めないのでノンアルで一番高いのを選択。


そう言えば食パンの件を記載していなかったので補足。


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氷メリーという2万円のノンアルボトルが11月に初入荷されたとき平野がうみさんに空けたのだが、それを飲んだうみさんが一言


『あんまり美味しくない…食パンの味がする』


と言ってみんなでテイスティングしてたら平野がガチ泣きした事件。


30超えてそんな事で泣くなよ…と正直思った。


時期としては地獄のポッキーゲームの日だったと記憶している。

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「いつもありがとうございます」


あまり感情は籠ってないけど、ボトルを入れた時は丁寧な口調になるうみさんも良き。



そしてフッと疑問に思った事を聞いてみた。


「なぜ月曜日に出勤する様になったんですか?」


特に深い理由は無く、何となく気になったから。


回答の予想が出来ず、不安と疑問が半々の状態で待っていると少し回答を整理してうみさんが語りだす。


「基本的には土日出勤なんだけど、HITOCさんから『仕事してないならもう少し出勤増やしたら?』って言われて。

 別に暇だし月曜日ならOKかなって。

 逆に週5とかは無理…家が遠いし、体力持たない。」


今更になって考えてみると私に対してマイナス方面の理由ってあんまり思いつかないし、彼氏できたとかなら直接言わないだろうな…愚問だったと思う。



そして今日も秋葉原の夜は更けてゆく。。。

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