2016/12/23(金)~ピンチ~
【登場人物】
修さん…アルブム経営者の一人で頭脳明晰なビジネスマンタイプの人
広さん…アルブム経営者の一人でイケメンだけどいたずらが過ぎる人
新浦さん…アルブム経営者の一人で何をしゃべっているかわからない人
HITOC…アルブムの店長的ポジション
ユリア…露出全振りが特徴のメイドさん
ピンクさん…ユリア推しのエロトーク全開お兄さん
ボムたん…ユリア推しの癒し枠
まってぃ…ユリア推しで声の小さい人
木村拓夢…ぽっちゃり体系で最古参の一人
平野明哉…ウィッグを被った最古参の一人
大東山偉紀…イケボ大学生
山中義昭…最古参で最年長(そして筆者のモデル)
~大ピンチ~
平野とお店を出たのが21時過ぎ。
2人で食事に行くのかな?と思っていたのだが
「僕は室町カフェに行ってくるので!」
と早々に離脱する平野。
ぶっちゃけ、気を使わなくていいのでホッとした自分がいた。
一人になったし、誰に気兼ねする事もなく好きなものを食べようと決意。
しかし、今日は12/23金曜日。
秋葉原とはいえ、夜の街中はイチャイチャしているカップルであふれていた。
とりあえず彼女連れの男全員のあれがブロッコリーになれ!と意味不明な呪いをかけてみる。
…もちろん効果は無い様だ。
何店舗か行きたいお店があり、確認するもオシャレなお店は予約でいっぱいのところばかり。
唯一、末広町のはずれにある熟成肉専門店が空いていたので入店する。
23区内にしては広い店内は7割ほど埋まっており、すべてカップル。
とんでもない場違い感を漂わせつつ、前菜とスープ、熟成肉のステーキと赤ワインを注文。
ま、ワインはかっこつけただけなんですが。
居心地の悪い中、待つ事10分。
前菜のアスパラガスのマリネが提供される。
パパっと食べたい気持ちを我慢し、周りの空気に合わせて上品に食す。
味は普通に美味しい。
次にコーンポタージュが運ばれてくる。
コーンポタージュがまずい店があったら教えてほしいくらい当たりはずれのないメニュー。
強いて言えば少し粘度が高く、スプーンで綺麗に食べられた事くらいか。
そしてメイン、熟成肉のステーキが運ばれてくる。
量は300gとそれなりのボリューム。
その量をウェルダンで注文した私は馬鹿なのであろう。
美味しいお肉と味の分からない赤ワインを交互に口に運びつつ、心の中で
『ウイスキーにしとけばよかった。。。』
と後悔したが、後の祭りであった。
全て食し、食後の紅茶を頼んでリラックス。
その紅茶の熱が体に残っているうちに会計を済ませて寒さの厳しい夜の末広町に出る。
まっすぐアルブムに戻るのも味気ないと思い、秋葉原をブラブラ。
やはり、そとに立っているメイドさんはサンタ衣装の人が多い。
それにお店の看板や内装がクリスマス仕様になっている。
『ま、俺には関係ないか』
世間と乖離した自身の現状を嘲笑し、アルブムの方へ歩を進める。
23時ごろ、アルブムに着くとそこはもう大騒ぎであった。
ユリアの前に、平野、木村、ピンクさん、まってぃ大東山と見かけないもう一人が座っており、順番でカラオケをしていた。
あとHITOCさんと修さんがカウンター内で平野、木村、大東山あたりと会話。
広さんと新浦さんが後ろのテーブルに腰かけていた。
HITOCさんと会話してそれと無く空いていた木村とピンクさんの間に荷物を置く。
客、経営陣に一通り挨拶をして、見たことないもう一人に声を掛ける。
「山中です、よろしくお願いします」
「ボムたんです、よろしくお願いします」
その光景を見ていたHITOCさんが近寄って来て
「山とボムたんはうちの2大癒し系なんですよ」
と言ってくれた。
今では絶対に言ってくれないであろう事は察しが付く。
その後席に着き、暫く周りの情報を観察しているとユリアのカラオケのコールに合わせてみんなシャンパングラスに入った飲み物を飲んでいる。
目の前にいた修さんに話を聞くと最近、歌舞伎町界隈ではやっているゲームとの事。
混ざらないのも空気悪くしそうだし、CPという5000円のアルコールのボトルを開けゲーム参戦。
今度は人気アニメのOPで主人公が出てくるシーンを歌った人がグラスを一気飲みするゲームらしい。
どうやら歌う順番によって勝負は決しているらしく、私は1曲の間に3回一気飲みをした。
そんなゲームが終わったタイミングでアルブムの入り口のベルが鳴る。
目線をやるとピザの出前のお兄さんが立っていた。
会計に向かう新浦さん。
しかし結構な量頼んでるけど、新浦さんと広さんで食べるのかな?
と思っていると新浦さんがカウンター側の客に対して
「こ”れ”よ”か””た”らどう”ぞ」
と2箱分差し入れてくれた。
みんなで新浦さんにお礼を言い、ピザを食す。
そしてCPをみんなで開け、ぐいぐい飲む。
お酒を飲んだ影響でトイレが近くなり20分に1回くらいトイレへ行っていた。
そんな中、何回目か忘れたがトイレに立った時に違和感を感じる。
…
……
あれ?おかしいぞ。
下半身に力が入らず、我慢できないのである。
何とかギリギリで間に合って用を足すも、次回以降間に合う保証が無い。
『とりあえず店を出よう』
粗相をして、うみさんの耳に入る事態は絶対に避けなければならない。
席に戻るとユリアに会計をしとほしいと伝える。
ユリアはじめ客側も『え?帰るの?』という反応をしていたが背に腹は代えられないし、ここで対応している余裕もない。
最後、広さんから
「山中、明日もまってるからな」
と言われるのを背に、逃げるようにアルブムを出る。
そして近くのインターネットカフェに入り、30分くらい個室に籠ったあと座席に戻って意識を失うように眠りに入る。




