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本能

作者: arup

 私達は誰一人として自分を見失うことはない。悩める時も死を覚悟するときも、誰も見てくれないときでも今の自分から未来の自分になろうとする。

 例えそれが叶わぬことであっても私達は立ち止まることを知らない。もはや堕落することさえも賛美できる。悟りを開いた諸行無常を心得るものも、より確かな現実を知ろうとする。思えば今まで何も目標にしないことなどなかった。もう何もする意味がないと思ったときでも何もしないことが目標だった。

 目標に置き換わるものは平気で私を裏切ってくる。しかし、どんなに現実が私の存在をなきものにしようとも目標自体は私を支え続けた。それは初夏の太陽のように体を打ち付ける力強さであり、春の月のような落ち着き様だった。

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