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私は2度世界を渡る  作者: リサ
過去編
12/44

 度重なる嫌がらせの中、城の中で1番危機感を感じたのは私の貞操だ。城中のと言ってもいいぐらい、男性の近くにいるとそういう視線を受ける。実際襲われかけたことも何度もある。まぁそのたびに一緒にいる誰かに、他の人から見て私に見える幻術をかけてわざと襲わせて難を乗り切っていたんだけどね……。

 私の幻術に引っかかるたびに、彼らは男色という噂が立った。とても恥ずかしそうである。ちょっと、いや、かなりいい気味でした。


 まぁ今までのことを思い返してみても、私が簡単にやられるか弱い精神は持っていないことはわかってきたかと思う。私はそうやって地獄をやっとのことで切り抜けて行くこと半年。私たちは魔王討伐の旅に出た。



 道中のことは、今までのことから想像できるだろう。ほんっと地獄でした! もう城での嫌がらせがまだかわいいと思えるくらいには!

 まぁ私も、ある程度は予想してたよ! だって彼らはおそらく、贅沢に慣れきり何不自由なく暮らしてきただろうから。私も飢えとは無縁で生きてきたけど! だからまぁ多少は我慢するよ。でもね! もう少し順応性を身に着けようよ!

 

 野宿は嫌だと駄々をこね、ご飯はいつも食べているのではないと嫌だといい。魔物が出ても震え上がって私しかまともに戦えない。あっ、魔物っていうのは、魔石を核として動いている生き物ののことだよ!弱いのだと、スライムとかゴブリンがいるよ! 魔石はお金になるから、魔物を倒したら必ず回収 してるよ。強い魔物の魔石ほど高額になるから、早く強い魔物出てこないかな~。ちなみに魔獣っていうのは、知能があって動物の姿をしている生き物だよ。魔獣は、人間とかと共存しているのもいるんだ。

 ちょっと脱線した。話を戻そう。

 少し大きな町へ行けば、残りの所持金を考えずに買い物三昧などなど・・・・・。しかも私がそれをいさめたら文句を言ってくるくせに、旅の終盤で所持金がなくなったのは私がしっかりしていなかったからだと文句を言ってくる始末。

 旅の途中で彼らを見捨てなかった私を誰かほめて!



 そんなこんなありながら、ようやく魔王との対決が始まった。流石に魔王との対決なのか、ほかの4人も今回ばかりは真剣に戦った。


最後までお読みいただきありがとうございます!

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