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気になるのは幼女


「・・いや、おかしいだろこの状況」

昨日は確かに家で寝たはずだった。

それがどうして、こんな状況に?


_______________________________________________




『おはようレン、父さんはもうお城に出かけたわ、悪いけど母さんの代わりにお弁当届けに行ってもらえるかしら?』


何故、怖いくらい笑顔の見知らぬおばさんが見知らぬ部屋で見知らぬベッドに寝ていた俺を何が何でも城に行かせたがってる?

誰か、教えてくれ。


「…と言われたら教えてやらん事もないぞ?」


ーーポンッ!--


-----------------------------------------

いきなり素っ裸の幼女が現れた!! ⇒戦う

                  呪文

                  逃げる

                  道具

----------------------------------------


「…っじゃねぇよ、なに口頭でかの有名な某クエストゲームの真似してんだよ!…ってか服どうした!服!」

軽快な音と共に幼女が現れた。かわいい。俺がロリコンだったら迷わず襲っていただろう。

「む?何を問うておるのじゃ?ムラムラしたか?」

「しねぇよ。服着ろ」

「そうか…」

そう寂しそうに呟いた幼女はパチンと指を鳴らした。

次の瞬間、

「うわっまぶしっ」

幼女の体を光が包んだ。思わずめをつぶる。

チカチカする目を見開くと、そこには

「これでどうだ」

服をまとい、ドヤッている美しい女性の姿。

先ほどと打って変わって、おっぱi…

いかん。本能が。息子が。

思わず黙り込む。

「ん?どうした?元の姿のほうがよっかったか?」

そう言いながらぐいっと精巧な顔を近付けてくる。この状況は・・・!

あまりにも綺麗で心臓が止まりそうだ。

さっきのロリより余裕でこっちのほうが良い。

だが…俺の理性が、悲鳴を上げている。

「ぁ…あの顔近付けるの止めてもらえますか?というか何なんですか?この状況」

ふんっと彼女は鼻を鳴らして離れた。不機嫌そうな顔をして口を開く。

「しょうがない。教えてやる、簡潔に言うとだな…」

此処まで言って彼女はさっきから怖いぐらいの笑顔を貼り付けたまま硬直しているおばさんをビシッと指差し言った。

「これはお前の母親だ。」

・・・はい?

「だから何なんですか?!説明になってません!」

「・・ん?ああすまん。此処までしか教えてはいけないと言うルールがあってな!兎に角今はこれを母親だと認識し、周りの流れに従い、世界を救ってもらう!!」

「世界を、、救う・・?これは、最近流行の転生したら~と言う類のものなのか?」

「うむ、マヤは確かにそのような事を言っていた気がするな。    うん。  」

ところで先ほどからお姉さん色々と洩らしている気が。

これは_!っ天然か?!このスペックで天然…狙っているとしかおもえん。

しかし、上手くいけば色々聞き出せそうだ。

「俺の名前は大野蓮。17歳だ。おまえは?」

「・・・。」

おい、何だよその間は!!

「…さてはレンお前、彼女いないだろ。」

「うるせぇな!」

どうでも良いだろ別に。別に。

「ふむ、大野蓮17歳。クラスではボッチとしての立場を確立。それがお前のデータだ。プラスで女性経験無し と」

「データ?何でお前が俺の色々を知ってるんだよ」

「お前、では無い。マヤに授かりし名がある。私の名はアダム。君のために作られた」

俺のため?

「おや、もうこんなに時間がたってしまったか。これ以上喋るとぼろを出しかねん。

これにて退散」

そういい捨ててアダム、そう名乗った綺麗な女性は現れた時と同様、すっ  と消えた。





                   



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