第一話① 違法異世界転移者への罰則
「おい! ユウト! 起きろ」
「んん……?」
ユウトと呼ばれる顔立ちの良い男性。ユウトの格好は灰色の軍服の胸にDWDという刺繍が入っている服を着用しており、髪の色は青色。そして目の色は黒で、身長は180センチ位だろうか。
ユウトは立ち上がり服に付いた砂を払い、回りを見渡す。
「ここは?」
まぬけな声を出し今いる場所を聞く。
「忘れたのか? 個々はブレアレッドって俺らが呼んでる異世界だよ。そしてここは森だな」
ユウトの仲間らしき男が全て説明してくれる。
もう一度周りを見渡すと木々が並んでいる。
「何故ここに俺とお前が?」
ユウトはまたまぬけな声で聞く。
「主旨も忘れたのかよ! 違法異世界転移者を排除するためだよ! ったく世話が焼けるなぁ……先が思いやられるよ」
「あっ! だんだん思い出してきたぞ!」
ユウトは後ろのポケットからタブレットらしき物を取りだし、何かをチェックする。
「そうだ! こいつだ。赤上 俊! こいつが俺達のターゲットだ! そうだろジュンヤ!」
ユウトは全てを思い出した。赤上を追っていたことも、自分の相棒の名前も、赤上との戦闘で攻撃され、一時的に記憶を失っていたことも。
「思い出したかユウト! じゃあ追跡を再開するぞ!」
「あぁ!」
ジュンヤの掛け声でユウトのやる気が上昇した。
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「くそっ! くそ警官のせいで酷い傷だ!」
DWDとの戦いで酷く傷を負った少年、赤上
俊。彼は一ヶ月前にこの異世界に不法転移し、DWDに目をつけられているのだ。
「あぁ……回復魔法を使えるやつを探さないと……」
シュンは、回復魔法を使える人を探す。
「ヤバイぞ……あのくそ部隊に見つかる前に――ッ!? 熱い! 体がぁ!」
シュンは十秒位苦しみ、苦しんだあげく破裂し、内蔵やらがとびだした。
「おい! ユウト公共の場でそれは……」
「馬鹿! 逃げられんだろ」
ユウトの手には黒い銃みたいなものが握られていた。
「流石にメロンガンをここで使うのは、まずいだろ」
ユウトの持っている黒い銃は、メロンガンと呼ばれている。メロンガンの弾が当たった者は血が沸騰し、最後にメロンが破裂する様に体が破裂する。メロンガンはDWDの統一の武器。メロンガンを使用出来のはDWPの組織の人間で、メロンガン使用許可証を持っている人間だけだ。メロンガン使用許可証を持っていない人がメロンガンを持っているとメロンガンで処刑されると言う決まり、メロンガンを使用していなくても持っているだけで処罰されるので許可証を持っていない人は、道にメロンガンが落ちていたらすぐさまDWDに連絡し、回収に来てもらう。そう言う決まりだ。
「流石にまずかったか? まぁ良い、ジュンヤ帰るぞ」
「お、おお……」
ユウトとジュンヤは、後ろのポケットに入っているタブレットみたいなものを操作し、ブレアレッドから存在を消す。




