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雨の休日となってしまった今日
私は、街に出かけるため、一人暮らしのアパートの玄関を開け、赤い傘を片手に持つ
玄関を出てすぐに、傘を開き、今日という日は、どんなドラマが展開するのかと、想像しながら歩き出す。
「ドラマ」という単語で、今日は「大好きな俳優が出る、ドラマの放送日」という事を、思い出し、私のテンションは、一気に上がった
街は相変わらず、人が多いけど、晴れた日と比べれば、人は少ないようにも感じ、傘と傘がぶつからないように歩くのも、それほど難しくはない。
私は、上機嫌で目的地まで向かった…
目的地までの道、私は一人、キョロキョロと、周りを確認しながら歩いているけど、けして怪しいものではない。
目的地はお気に入りの場所だが、数日前、仕事帰りに、初めて見つけた場所で、まだ道は、うっすらとしか覚えていない。
そのせいで、私はなんだか、新しく、この街に来た人のようで、少し恥ずかしかった。
でも、今日の目的は、その新しく見つけたお店に入る事。
目的地は今日の私に必要な場所だ
なんとしても、もう一度入りたい。
私は恥ずかしさを隠して、その店の入り口を探した