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第1章 祈らない訓練校 第2話 白と灰の候補たち
彼女たちには、
このあとに数々の座学と
訓練が待っている。
そこで彼女たちは、
その理由を知ることになる。
今回の候補生は23名。
少女たちは中庭を抜けて講堂から講義室へ向かう。空には、まだ朝の光が残っていた。
講義室には候補生分の机が並び、その机上には教材の資料が重なって置かれおり、一番上に番号札が置かれている。
候補生には予め一人ずつ番号が割り振りされていた。各々が自分の番号の座席に着く。
候補生たちは、緊張と不安の表情を浮かべながら講師を待った。
それぞれのやり方で深く息を吸い込み、胸の奥の緊張を落ち着ける。
気持ちは誰もが同じだった。
ここから、私の道が始まる……。
聖女になるための長い道が。
背筋を伸ばし待つ者。
表情一つ変えず冷静に待つ者。
緊張に顔を強張らせる者。
希望に目を輝かせる者。
軽い会話を交わす者。
講師を迎えるまでの時間は、誰もが様々な様子で待ち、互いを見つめ、自分の立ち位置を改めて意識した。




