美少女に告白したけどフラれたので幼馴染のカエデちゃんに慰めてもらったら心が癒された
タカシは健全な男子高校生だった。女の子にちょっと優しくしてもらっただけで簡単にホレてしまったのだ。クラスメイトの美少女に告白したタカシは見事にフラれた。傷ついたタカシを慰められるのは幼馴染の美少女のカエデちゃんだけだった。不能になったタカシは彼女の優しさで立ち直ったのだった。
※この物語はフィクションです。
タカシは告白した。
「山田さん、僕と結婚してください」
一世一代のなんとかだ、しかし……
「ごめんなさい。おばあちゃんの遺言で結婚するなって言われてるの」
ガーン
(まあ遺言なら仕方ないよな)
その後タカシは見てしまった。
山田さんがおばあちゃんと仲良く並んで歩いているところを…
「山田さんのおばあちゃん。幽霊になってるやんけ!!!!」
「ってそんなわけあるかーーーー!!!!」
たまたまタカシと仲良く外出していた隣に住んでいる幼馴染のカエデちゃんはタカシに思いっきりドロップキックをかました。
どぎゃああああああ
「い、いたいよカエルちゃん」
「カエルちゃんじゃねえよカエデちゃんだよ。このボケ!童貞お〇んぽ野郎が!かますぞオラァ!!!!」
カエデちゃんはめちゃくちゃ口が悪くて有名だった。
「顔はかわいいのに、これだから彼氏ができないんだよな。とタカシは思った。」
「口に出して言ってんじゃねえかよーーーー!!!!」
「そうだよね。カエデちゃんに彼氏ができないのは四白眼でちょっと怖いからだよね」
「ウゼエエエエ、なんなんだよコイツ」
今度はビンタ100発だ。
バシンッバシンッバシンッ
タカシの顔はジャガイモみたいになった。
「あっ、夕飯のカレーのジャガイモ買わなくて済むじゃん」
「経済的だね。カエデちゃん」
タカシはカエデちゃんのツッコミがもう少しマイルドになればいいのになと思ったが、また殴られると思って口には出さなかった。
「それでなんで山田に告白したん?」ニヤニヤ
「俺が毎日練っている練り消しを教室で落としたら拾ってくれたから」
「いや、意味わかんねえええ!!! なんでそれで告白することになるん!?!?」
(山田さんは俺がいつも練り消しを練っているのを知っていて、落ちていた練り消しを俺の練り消しだと思って届けてくれたんだよね。つまり山田さんはいつも俺を見てたってこと。運命感じちゃうだろ?まあそんなこと恥ずかしくて言えないけどね)
「そんなことで告白するなら、アタシなんて100万回タカシから告白されてねえとおかしいだろ???」
「えっ!?」
(俺がカエデちゃんに告白??? そんなことしたら命がいくつあっても足りない)
タカシは人生で最大の身の危険を感じた。
「「えっ!?」ってなんだよ「えっ!?」ってよおおおお。アタシじゃダメなのかよおおおお」
「これは逆に告白しないと死ぬパターンか」とタカシは思った。
「よし俺決めたわ。山田さんのおばあちゃんの幽霊とちゃんと話し合ってみる。結婚するなって遺言取り消してくれって」
「なんでそうなるんじゃーーー!!!」
カエデちゃんの片思いはいつになったら成就するのだろうか。