表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/58

成金お嬢様、村のお菓子が売れまくる

ランスロットがルーヴルナの村のお菓子を聖王御用達のお菓子に指定した結果、ルーヴルナは毎月村のお菓子をランスロットに献上しなければならなくなった。


そのかわり、村のお菓子は名門貴族たちに飛ぶように売れるようになった。お菓子自体の価格も高く設定できるようになり、村はさらに豊かになる。


それを仕入れて売るルーヴルナの両親もウハウハで、ルーヴルナは両親から褒めちぎられる結果になった。


「よかったですね、お嬢様」


「そうですわね。わたくしに甘いお父様とお母様ですけれど、褒めていただけるのは貴重なことですもの」


「日頃のお嬢様の良い行いが返ってきましたね」


「うふふ。褒めすぎですわ」


とはいえ、好きな人からの褒め言葉は気分が良い。


「村の方も収入が増えて暮らしが良くなっているようですし、本当にお嬢様には感謝ばかりです!」


村にいる獣人の仲間たちを思い、涙すら目に浮かぶモーント。


そんなモーントを見て不思議そうな顔をするリムルの頭を、ルーヴルナは撫でた。


「モーントにも色々ありますのよ。リムルももう少し大人になればわかりますわ」


「そうなんだ?」


きょとんとするリムルに、ルーヴルナは笑った。


「それよりも、聖王猊下御用達のお菓子がまだ手元にありますのよ?リムル、よかったら食べなさい」


「いいの!?お嬢様ありがとう!」


年下には甘いルーヴルナだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ