表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

寝込みを襲われる

作者: GONJI

そろそろ夜も寝苦しくなって来る季節になりました

私は出窓の下に枕を置いて寝ていますが、そのくせ窓を開けて寝るには朝方に寒くて目が覚めるというややこしい時期です

安眠したいのに暑かったり寒かったりして良質な睡眠を得られているのか勝手に不安になっています

暑いと布団を無意識に剥いでしまうのですが、そういう時に何か足先とかが痒くなってこれまた無意識にもう一方の足を使ってかいていて、自分がそうしていることを意識するようになり徐々に眠りから覚めてくる状態になることがあります

このいきなり目覚めるのでなく徐々に痒さに絶えられなくて、そこに意識が集中して目が覚める

これは本当に最低で苦痛以外の何物でもない

それもこれは何かに刺されたのではないか?ということにだいたいすぐに気が付きます

そこをかきながらも眠ろうとしている時なんかに・・・

うわっ!耳元であの物凄く不愉快な音がしたりします

その音は「ぷ~ん」とでも表現したらいいのでしょうか・・・

甲高いように感じる音

これが聞こえたら一気に目が覚めて、その音のする自分の耳元からほっぺた辺りを自分でビンタしたりします

音は確かに消えます

でも、眠る時は大抵暗いので成果があったかどうか確認できないほうが多いのです

できるならば起きたくはない・・・そのまま寝させてくれ!

一回目はそう願うのです

でも、大抵は暫くしてまた耳元であの音がするのです

これで絶望の縁に落とされます

一生懸命に対処を考えます

照明をONにして確認するか?

殺虫剤のスプレーはどこに置いてあったっけ?

やはり起きないといけないよなぁ・・・

せっかく気持ちよく眠っていたかったのに・・・


仕方なく決意して起き上がって照明をONにする・・・

部屋が明るくなる

気持ちは退治してやるぞ!なんだけど寝ぼけ眼のままで部屋の中を見渡す

これがまたすぐには飛んでいるのを確認できない事のほうが多い

仕方がない!殺虫剤のスプレーを取りに部屋の外へ・・・

でもこの時は敵が部屋の外へ逃げないように、さっと扉を締める

スプレーを手にいれたら、外から部屋の扉を少し開け中に向かって思い切りスプレーを発射する

そのまますぐに入って寝床に横になると殺虫剤を吸いながら眠ることになりそうなので、しばし部屋の外で待機・・・

この段階で完全に目覚めてしまっている自分に気付くのです

せっかく気持ちよく寝ていたのに・・・

また、眠ることができるかな?


もういいだろう・・・

部屋に入って見渡す

でも、敵の姿はどこにも見えない

どこかに落ちているのを発見できたらこれほど安堵する瞬間はないだろうに・・・

でも、見当たらない・・・

まさか、無事でどこかに隠れているのか?

そう思うと不安は解消されない・・・

でも、らちがあかないし早く眠りたい!

殺虫剤スプレーは枕元に置いておけば直ぐに対処できるし、もういいからまた眠ろう・・・

と、照明を消して床につく

でも、そのまま無事に朝を迎えることが多いのです


残念ながら敵の姿は永遠に発見されないままが多いのです

しかし、こういう時って何故足先とか指とか瞼とか変なところばかり刺されるのでしょうね

なんというか、かきにくいところを刺されて、これまた無性にむず痒いという経験ばかりするのです


蚊とは夏の生き物のはずなのですが、最近は地球温暖化の影響で夏は暑すぎて蚊も活動できないようです

なので、この梅雨のころとか、秋口に攻め入ってくるのです

暫くはまた戦いの日々が続きそうです

外との扉の開け閉めはハンターにすきを見せず敏捷に!ですね


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] あははー! わかるー!虫だけど立ち向かうのは、蚊とG。 蚊は刺されたら嫌だからですが、何故、このワタクシがGに立ち向かうかと言うと… 話せば長く…あれは…つまり「近所のおじさんの耳にGが侵…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ