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願い事一つ叶うなら

作者: 坂上啓甫

ある所に人知れずポツンと小さな(ほこら)があった、

祠には小さな台があり小銭が何枚か置いてある、


朝子供がやってきて、

「妹の風邪が早く良くなりますように」

と願い10円玉を

子供の家では妹が熱をだして寝込んでしまい母親がつきっきりで看病していた。


昼にお年寄りがやってきて、

「家族が幸せでありますように」

と願い100円を賽銭箱に入れた、

お年寄りの家では家族の間で争いが絶えず心を痛めていた。


夜に男がやってきて、

「このままでは将来の生活が成り立ちません、どうか給料があがりますように」

と願い1000円入れた、

男は生来の優しさ、気弱さがわざわいして職場に馴染めず幾度も転職をを繰り返していたが、その度に給料が下がり気の休まることのない日々を送っていた。


次の日の早朝空から神の使いがやってきて一つだけ願い事を抱えてまた空へと消えた。

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