きゅうりで我慢しておけよ
初めて描きました。文字を間違ってたりこうした方が読みやすいなど教えてもらえると嬉しいです。
「あっついーーーー!」
堤防の上に立ち、海に向かって叫んでいるのは小麦色の肌に短髪の黒髪の 琴石 千紗 は叫び終えてからその場に寝転んだ。
「なに寝転んでるの、早く帰るよー」
と千紗の友人である穂波 奏花が後ろから声をかけながら歩いてくる。
「えー何か遊んでいこうよ〜奏花だって昼からは暇でしょ?」
「私は千紗と違って忙しいの〜 お昼からは大地くんと図書館で一緒に勉強するんだから」
そういって奏花は寝転びながら駄々をこねる千紗を置いて帰り道をサクサクと歩いていく。千紗もグダグタと文句を言いながらも、奏花を追いかけて帰り道についた。
「じゃあ、また明日 学校でね〜」
奏花は、お昼からの恋人との勉強会デートが楽しみなのか、普段よりも明るい表情で千紗に別れを告げ帰っていった。千紗は楽しげな奏花とは対照的につまらなそうな表情で額に汗を流しながら歩いていく。家が見えてきたその時、飼っている犬のケンが何かに向かって吠えている声が聞こえてきた。普段は歳を取り誰が来ようと微動だにしないケンが大きな声で何かに向かって吠えているという状況に千紗は何事かと家の庭に忙しいで戻った。
家の門を抜け、ケンのいる庭に向かうとそこには子供くらいの背丈の緑色の肌をしたゴブリンのようなものが怯えるように庭の隅に縮こまっていた。