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第八話 私のこれからの楽しみ






side エミ


入ってしまった・・・やっぱり中は普通の民家みたい、お父さんの実家とあまり作りは変わらないみたいね


「本当にここって何かのお店なのかしら」


でもさっきの人たちは2階に上がって行ったみたいだし、行ってみようかな


「あれ?部屋がいっぱい・・・どこの部屋に入れば・・・」


階段から一番近いし、ここでいいのかしらね


ガチャ・・・・


「え?・・・・」


ここって・・・・・どうみてもお店じゃなくて、普通の部屋よね


「っていうか、ベッドで寝てるやついるし・・・・」


♪〜♪〜♪〜〜♪〜〜〜〜♪〜


「あっれ?」


『楽しかったねーお母さん』

『こらこら、走らないの』


もしかして、ここって音楽教室で・・・部屋も間違っていたっていうのー?


「なんなのよもー、こっちはいろいろ考えててめちゃくちゃ困ってるっていうのに‼︎」


「ん、んー」


「誰か知らないけど、昼間っから気持ちよさそうに寝てるわね・・・」


なんか知らないけどイライラするわね、いい加減起きなさいよ。

・・・大きな声出したら私がここの部屋にいるってバレちゃうし、なるべく小声で・・・


「ちょっと・・・起きて、ねー・・・起きてってば」


「スー・・・スー・・・スー・・・」


え?うそでしょ・・・なんでコイツこんなにしても起きないのよ


「ちょ、ちょっと?ほ、ほらーご飯でちゅよー」


いやいや、流石にこれでは起きないでしょ・・・んー、仕方ない


「最終手段ね、大きな衝撃を与えればさすがに起きるでしょ」


ここで何を思ったのか、私はとんでもないことをし始めていた。


「なんで揺らしても叩いても起きないのー・・・・・・えいっ」


や、やっちゃった。男の人の上に乗っかるなんて・・・やったこともないのに


「さ、流石に起きるわよね・・・ここまでしてるんだもの」


「ん、んー・・・ん?」


「あ、起きた」


そう起きた、起きてしまったのだ。最悪の状況で・・・なんでこのタイミングで起きるのよ‼︎


「・・・おい、お前なんで俺の上に乗ってんの?」


「あ、やっと起きた」


「は?」


「ごめんなさい、ちょっと家出してて・・・ちょっとの間ここに居させて?」


あれ?私何言ってんの?こんな突拍子もないこと言って、通用するわけないじゃない


「いやいやいやいや、なんでそうなる・・・ていうか、お前誰、何、どっから家に入ってきたの‼︎」


「えっとあの・・・隣に住んでる齋藤です。」


「え?隣の齋藤さん?・・・」


やっぱり近所だから、名前くらいは知ってるわよね


「まあいい、君の家がわかっているなら」


「いいの?ありがとう‼︎」


うっそ、なんでこの状況でオッケーが出るのよ・・・ちょっとこの人おかしいんじゃない?私がいうのもなんだけど


「で?いつまで俺の上に乗ってるつもりなの?」


「え?だって・・・襲われたりしたら困るし?それに・・・女の子に上に乗っかられるなんて、嬉しいでしょ?」


「は?」


ええええ?何言っちゃってるの私・・・これじゃあ私が変態みたいじゃない


「はー、まあいいよ。それで?なんで家出なんかしたの?」


「え?・・・それは・・・」


いまだに名前も知らないお兄さんは、勝手に入ってきた私の話を優しく聞いてくれて・・・ちょっと嬉しかった。


「はははっははは・・・」


最初は嫌だったけれど、これから日本で生活するのに楽しみができたと言ってもいいかもしれない・・・



「これからよろしくね?おにいさん‼︎」






なんかお前回想長くね?なんで二話も使ってるんだよ・・・


次回・・・・決まってないんだよねー

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