第七話 初めての日本で
sideエミ
私の名前は、齋藤エミ。ドイツと日本のハーフなんだけど、見た目はドイツ人寄りつまり母親寄りみたい。
「え?来月に日本に行くの?」
私としても、急な話だったので驚いていた。今まで里帰りと称して日本に行ったことはなく、まだ私は日本に行ったことがない
「どうしよう、来月で中学卒業だけど夏が明けたら高校が始まるのに・・・」
でも、お父さんの故郷である日本には行ってみたかったし・・・おじいちゃんやおばあちゃんにも会ってみたい、どう言う人たちなんだろう
「どんなところかわからないけど、楽しみだな〜」
そして私たち三人は、ドイツを離れ日本に渡ることになった・・・のだけれど
そこで私は両親から衝撃の話をされることになる
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「いったいどう言うことなの?お母さん‼︎」
「エミニハ黙ッテイタンダケドネ?」
「いい、ここは俺からちゃんと説明するよ」
「お、お父さん」
お父さんが話し始めたことは、私としても青天の霹靂だった。てっきり私は、夏が明けたらドイツに帰って今まで通り生活していくものとばかり考えていた。
「もう知らない‼︎」
気がつけば、家を飛び出してしまっていた。
知らない地、どこに何があるかも全くわからない・・・
「せっかくおじいちゃんやおばあちゃんに会えて、とてもいい気分だったのに」
しばらく家の周りをぐるぐると周っていたけど、結局遠くに行く勇気もなく家の場所に戻ってきてしまっていた。
「どうしよう、このまま家に入るのもなんか嫌だし・・・」
ん?なんであそこの家人が出たり入ったりしてるのかしら、もしかして普通の家じゃなくてあ店なのかしら
「わからないけど、入ってみましょう」
後から聞いたんだけど、横辻さんちのお母さんは自分の家でピアノ教室をやっているみたい
なんとなく入った家で、私はとっても衝撃の出会いをすることになった。まあ、その原因は私自身なんだけど・・・・
続く・・・・・え?回想なのに続きがあるのかって?・・・そこは聞くなよー