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自称狩人の非日常  作者: しにぐりん
1 技能と異能と個性と
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1-25 飛竜の殲滅

 取りあえず一番近くにいた飛竜に矢を当てる。すると、その一体だけが気付いて襲ってくる。

 どうやら喧嘩を売らなければ襲われることはないらしい。ノアを頼らなくても逃げ切れたのかと思ったが、飛竜の鳴き声とともに数匹の飛竜が連なってきたのでそんな事は無いらしい。


〈魔刃〉


 一匹目は紗霧が一閃したかと思うと、羽が真っ二つになっていた。飛べなくなったところをヴィズが仕留める。


「羽が柔らかいから撃ち落とすのは簡単ね。」

「耐久もそこまでね。地面にいれば問題ないわ。」

「これ、もしかしてやることがない?」

「そうかもですね。」

「斬撃飛ばすのは何回も出来ないから撃ち落とすのは頼みたいわ。」


 紗霧は斬撃を飛ばしていたらしい。近頃の侍は中距離も戦えるようだ。

 というわけで撃ち落とすのは俺とフェリエが行うことになった。

 フェリエは自身の周りに魔法陣を展開し、迫る飛竜の羽を狙って魔法を放っていた。使っているのは風の魔法だ。影魔法は魔法陣など出ないのだが、風魔法は魔法陣が出るのか?


「この魔法陣は魔法を改良するスキルよ。描写しないといけない代わりに性質を変化できるわ。」

「なるほど、そういうスキルか。」


 対人戦では魔法の発動が見えるのでデメリットは大きいかもしれないな。


「シンの弓は命中率高すぎない?かなり難しいって聞いたけど。」

「弓は得意なんでな。」


 そう言いながらフェリエと飛竜を撃ち落とす。

 だんだんと向かってくる飛竜が増えてきている。一匹に目を付けられると大量に群がってくる。


「そろそろ厳しくなってきた。ムールとカズラ君少し頼めるか?」

「おうよ。準備は出来てるぜ。」

「僕もいけますよ。」


〈妖術:引力〉


 地面にいくつもの黒い丸が浮かび上がり、その上を通った飛竜が吸い付くように落ちてくる。

 これがムールの魔法みたいだ。幻ではなさそうだからカンサルで手に入れたスキルだろう。


〈魂縛〉


 死んだ飛竜から紫色の煙のようなものが出ると、カズラ君の周りに集まっていく。そしてそのまま飛んでいる飛竜に纏わりついて、動けなくなった飛竜は落ちてくる。


「何これ?」


 思わず声に出る。フェリエは面白そうに見ているが、他の面々は何が起こったのか分からないようだ。


「僕の死霊術です。死体から魂を抜き出して拘束しているんです。」

「可愛い顔してえげつないわね。」

「ありがとうございます!」


 それ、誉められているのか?まぁいい。飛竜を完全に拘束出来ているので、かなり強いスキルだ。その分死体が無いといけない感じか。というか死体がなかなか消えないと思っていたら、死霊術のせいで保存されていたのかな?魂が抜けた死体は消えてドロップアイテムに変わっている。


 20分もすれば全ての飛竜、およそ60匹程がドロップアイテムへと変わっていた。


「お疲れ。確認するぞ。」


 ドロップアイテムは飛竜の肉、皮、皮膜、角、爪、牙、脊椎、の7種類だった。このうち数が少なかった角と脊椎はレアドロップだろう。


「肉は多めに貰って良いか?」

「良いわよ。魔物の肉は高く売れるけど使い道が少ないから。」

「僕は角が欲しいな。追加効果で強風軽減が付くっぽいから。」

「どこで使えるか分からない効果だな。対風魔法か?」


 みんな欲しいアイテムを多めに取って後は山分けにした。


 その後、飛竜の渓谷をゆっくり探索した。一回殲滅してしまえば、しばらくは安全地帯になる。

 隠れて逃げ出した前回に発見できなかったものが幾つも見つかった。

 一番の目玉は飛竜の卵だろう。といっても無精卵なので生まれては来ないので料理用アイテムだ。これで飛竜の親子丼が作れるかもしれない。

 他にも飛竜の糞という肥料になるアイテムや、化石が見つかった。化石は巣の壁に埋まっていたが採掘する事で入手出来た。ピッケルを持っていたフェリエとカズラ君は流石である。


 そうして、ドラゴンケイブの入り口にある、飛竜の渓谷のポータルに到着した。みんなが強すぎて意外と早く着いた。

 一応、誰か死んでまた川下りとかも想定していたのだが、全員がほぼ無傷だった。これならフラガラハも余裕かもしれない。いや、油断は禁物だな。


「一応中間地点だ。でもここからが本番でもある。俺が作ったポーションを何個かずつあげるから持っておいてくれ。」


 すると、フェリエが不思議そうに尋ねてくる。


「ねぇシン。調合スキル持ってるの?」

「え?持ってませんよ。錬金スキルで作りました。」

「聞いたところによると錬金で作ると品質が控えめになるのよね。NPCの少し上位だけど。でも調合スキルで作ったくらい性能が高いのよね。それになんかジェル状だし。」

「これ、スライムゼリーと融合してるんですよ。それで少し効果が上がってます。」

「なるほどね。材料が違うのか。それならスライムゼリーを使えば調合スキルでもっと上のポーションが作れるのでは?」

「確かにそうですね。帰ったら確かめてみますか。」

「そうね。知り合いの調合師に声掛けておくわ。」

「そろそろ進もうぜ。」

「ごめんなさい。いきましょうか。」



 俺たちはドラゴンケイブに足を踏み入れた。

そろそろ掲示板回を挟みたいんですけど、タイミングが無いです……、


五輪に続いて台風が来ていますが、みなさん大丈夫なんでしょうか?夏休みで家にいる方が多いんですかね。意外と夏は体調崩しやすいですから気をつけてください。気温が高くなくても脱水症状になるんでね、油断すると危ないですよ。

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