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自称狩人の非日常  作者: しにぐりん
1 技能と異能と個性と
15/49

1-13 イベント向けて

「そういえば私の職業は情報屋だから、戦闘に補正無いけど大丈夫?」

「シンが頑張るから大丈夫よ。」

「その俺に対する信頼はなんだ。一応始めて1日なんだけど。」

「とか言って負ける気は無いでしょ。」

「まぁな。強敵となりそうなやつはいるが。」

「あら?そうなの?」

「朱剣だよ。ヴィズも戦ったこと有るだろ?」

「あーあいつね。確かにキツいかも。」

「おいおい。朱剣と戦ったことあるのかよ。しかもワンチャン勝てそうな言いぶりだな。」

「ムール。この人たちはそういうレベルなのよ。任せておけば大丈夫よ。」

「フェリエも大概だけどな。結局俺が一番弱いじゃないか。」

「ムールは正面からの戦いは向いてないもんね。」

「そういうことだ。しかし他のメンバー結局どうするよ。」

「その辺の知り合いじゃレベルがついてこれないのよねぇ。」

「じゃあ残り一週間あるしその間に見つけてくるってことにしない?」

「そうするしか無いよな。そういやヴィズはフレンドになっとけよ。」

「了解であります。リーダー!」

「誰がリーダーじゃ!」

「でも他にいないじゃない。」

「一番強いしな。」


 えぇ。俺リーダーの器じゃ無いんだけど。


「てことでシンがリーダーね。」


 なんやかんやで結局リーダーを押し切られてしまった。解せぬ。ちゃんとフレンド登録はしてたので許します。


「練習とかってするのか?」

「んー、個別でやった方が効率良いかもね。それかみんなで迷宮かエリアボスか行くか。」

「次のエリア行くのは有りだな。新しいスキル取れるかもしれないし。」

「そういえば西のカンサルってどんなとこなんだ?」

「あー和風の街だよ。文化圏が違うっぽくて隠れ里みたいになってる。その分行くのは大変だけど。」

「行きたいな。」

「行ってみたいわね。」


 どうやらムールとフェリエは興味があるようだ。


「山岳の魔物への対抗手段あるの?」

「山岳の魔物かぁ。攻撃力が高く集団で襲ってくるという。」

「んー幻で無理やりなら俺だけは行けそうだな。ちなみにエリアボスはなんだ?」

「ブリザードベアだね。氷魔法を使う熊よ。」

「くっ!私の知らない情報!」

「私以外にカンサルにたどり着いたプレイヤー一人しか知らないし、知らなくても当然ね。」

「私だとあの山は越えられそうに無いのよねぇ。ムール!お金あげるから行ってきなさい!」

「おつかいに行かされるのか。俺。やってみるけど。」

「シンは行かないの?」

「俺は南が気になるからパスかなぁ。ヴィズこそどうするんだ?」

「しばらくカンサルを拠点に色々するよ。いつでも来て良いからね!」

「気になったら行くわ。」

「みんなバラバラで行くのね。なら私はシーガイにもう少し居座るわ。情報集めやすいし。」

「なら一旦解散だな。」

「イベント前に再集合ね。」

「シン。いつでも呼んでくれたら飛んでくるわよ。」

「まぁ用があったらな。」


 そんな感じで俺たちは一旦解散した。ひとまず昼食食べてくるか。


 ログアウトして昼食を作る。一人暮らしを始めて間もないが、料理は元々好きなので余裕だ。

 作った焼きそばを食べながら、先ほど発表されたお知らせを見る。


 各種仕様変更はバグ修正とバランス調整が主だった。特に自分に関係したことは無かった。


 そして全体攻略状況が見れるようになったようだ。12時間ごとに更新されるらしく色んな項目が載っている。


・都市到達数:6

・迷宮発見数:5

・迷宮攻略数:2

・ボス発見数:8

・ボス攻略数:7

・ユニークモンスター発見数:3

・ユニークモンスター撃破数:0

・秘境エリア到達数:2

・最多スキル所持:22

・最多称号所持:2


 重要なのはこれくらいだろうか。迷宮については新しく一個発見されたみたいだ。秘境エリアとは何だろう。隠されたエリアが存在するのかな。スキル所持多すぎるだろ。22はすごいな。称号は俺やムールと同じ2つだ。手に入りにくいものなんだろう。


 他にもいらないだろというような統計もある。最多死亡数:11とか最多所持金額:962230Gとか何のためにあるんだよ。


 そして下の方にまだ名前さえ表示されていない統計のスペースがずらっと並んでいた。まだ未発見のコンテンツに関する統計だろう。


 なかなか見ていて面白かった。

 最後に謎の統計を紹介しておこう。


・対キュリィ最長会話時間:3時間39分




 さて、ログインしますか。

忘れている方へ

 キュリィはログインログアウトを司るサポートAIです。

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