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34話:湖水地方のツアー1

 ウィンダミア湖の海岸線を横断してアンブルサイドへ、その後、石畳の道をのんびりと散策した。続いてライダル湖まで進み、ここで休憩して写真を撮影した。


 その後ボローデール渓谷を抜けて、バターミアやグラスミアといった美しい村を通り過ぎ、止まっては写真を撮った。カークストン峠を登ってバセンスウェイト湖を眺め、ホニスター峠の岩石の多い傾斜はちょっと、きつかった。


 17時過ぎには、ホテルに送ってくれ終了となった。ツアーの中では、キャッスルリッグストーンサークルが独特の雰囲気が感じられた。また、ヘルベリンとハイシーとの山々景色も良かった。


 このストーンサークルは、新石器時代、紀元前3千年前にできた英国でも初期のものだと説明された。これがケルト文明の遺跡だと感じられた。ホテルに戻って来て、風呂に入って、ちょっと休むと、疲れがどっと出た。


 明日、足が痛くなければ良いがと心配になった。風呂から出て食堂に行くとパンとチーズと肉とサラダ、コーヒーのセット。部屋に戻りツアーの話を少しして21時過ぎには、ベッドに入り、直ぐに寝てしまった。


 翌朝6時半に起きて、宿の周りを散歩したが、それ程、足は痛くならず、安心した。今日は9時半に宿に迎えることになっていた。そこで、朝食を食べに行き、8月24日、9時には、準備して、ロビーで、迎えを待った。


 すると、昨日と同じ様なミニバンが来て、「ビアトリクス・ポターの湖水地方ツアー、湖クルーズ付き」のお客さんと呼ばれミニバンに乗った。初日、来た、湖のクルーズ・ターミナルに行き、古めかしい観光船に乗り込んだ。


 出発すると、うっそうとした林が目に入った。湖面は静かで、ゆれはすくなかった。15分もすると、目の前に丘というか小さな山のようなものが林の向こう側に見えた。その景色からすると湖は、細長いと想像できた。


 それにしても湖面を渡る風、8月の暑さを感じないほど涼しかった。船の2階は、誠に景色が良く、ほぼ満席だった。やがて、アンブルサイドが見えてきた。その近くの湖の北に位置するウォーターヘッドの湖岸に降りた。


 再び、ミニバスで田舎道を抜け、ビアトリクス・ポターの児童書デビュー作、ピーターラビットのおはなしの売上を使い1905年に購入した、ヒルトップへ行った。ポターは、ビアトリクスは湖水地方を愛した。


 生涯のほとんどをここで過ごし、作品のインスピレーションを風景や村から得たと聞かされた。次に、ビアトリクス・ポターの物語に多く登場する美しいコテージガーデンや菜園、かわいらしいお土産屋さんが目の前に現れた。


 すると、奥さんの良江さんは、身を輝かせて喜んでいた。その周辺を興味深げに散策して写真を撮った。彼女の部屋を見たい人とガイドに聞かれ、良江さんは手を上げたが、小山田聡は手を上げず、外で待っていた。


 しばらくして、出て来た良江さんは、うっとりした様子で満足げに良かったわよと言い、ビアトリクス・ポターの書斎の机、家具、私物などの写真を撮ったから後で見せてあげると言った。


 その後、ホワイト・ウォッシュドコテージや石畳の路地で有名なホークスヘッドの美しい村へ向かいます。それからこのエリアで一番美しいといわれるターン・ハウズへバスで移動した。


 ここでは、小さな湖の素晴らしい景色と湖の向こうの険しい山頂の景色がくっきりと見え、思わず何枚も写真を撮った。その後、ターン・ハウズへバスへ移動した。ここは、林に囲まれた、きれいな沼といった感じがした。


 沼に流れ込む清らかな川のみずは、とてもきれいそうだった。伐採された木もいくつもあった。また高台に上がると、山というか高い丘のような雄大な風景が見えて、何枚も写真を撮った。


 その後、バスにのって、宿まで送ってもらったが、かなり時間がかかり、この湖が長いのを感じさせられた。夕方17時頃にホテルに到着した。部屋に戻り、奥さんが小山田聡に撮って来た写真を見せながら解説してくれた。


 そして、風呂に入って、19時前に夕食をとりに行った。帰って来ると、奥さんがポターのピーターラビットのエピソードを語り初めて、あまりに話が長いのでギネスビールを飲み始めた。


 すると、睡魔が襲ってきて、21時過ぎに床に入って眠りについた。翌8月25日、朝、7時に起き、朝食をとり、8時半にフロントでバスを待った。するとホテルの前で止まり、と奥さんの2人がバスに乗り込んだ。


 最初に到着したのは、壮大な景色と湖の景色のためにレイ城を訪問した。まさに中世の城といった趣のある重厚な城だった。柱には十字架が掘られて、入場料を払って、何をのぞいてみた。


 城壁の上から湖の反対側の湖岸を眺められ、林、丘、山などが見え、多くの写真を撮った。城のドアの絵も荘厳できれいな物だった。城の内部に入りの天井をみると、芸術的な10本の梁「はり」が素敵だった。

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