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21話:姫子の橫浜市大医学部受験2

 3階建ての古くて格式のある建物を見ていると「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとも言われる純和風の温泉宿は毎晩ライトアップが行われ、その荘厳な姿を闇に浮かび上がらせ何とも荘厳な感じがした。


 3階の屋上に設置されている振鷺閣が赤い光で妖しく光り、その上には道後温泉の白鷺伝説にちなんだ白鷺像。この二つがアクセントとなって情趣に富んだ景観を作り出していた。


 そして、道後温泉本館の前の道を一番奥まで進み、ゆっくりと建物を眺めながら、夜の散歩としゃれ込んで、20分くらい散策して、ホテルに帰ってきて、風呂に入り、上がると、ほどよく、喉が渇きいた。


 そこで、ビールを空けて、女房と乾杯してビールを飲んで、今日のドライブと観光の話をして、明日の予定を打ち合わせていると、知らず知らずのうちに、眠くなり、床に入ると寝ていた。


 翌日は、愛媛県松山市のランドマークとも言える松山城に出かけた。武将・加藤嘉明が慶長7年「1602年」より築城を開始し、約25年をかけて完成。標高132メートルの城山「勝山」山頂に本丸。


 裾野に二之丸「二之丸史跡庭園」、三之丸「堀之内」がある。山頂の天守へはロープウェイ・リフトでアクセスできる。山頂から松山市街や瀬戸内海が一望でき素晴らしい眺望。


 天守は日本で12ケ所しか残っていないの内の1つ。大天守を含め、実に21ケ所もの重要文化財の門櫓「もんやぐら」や塀「へい」を配し、攻守の機能に優れた日本一の連立式天守「大天守と小天守」を構えた平山城と言われている。


ちなみに、日本に現存する連立式平山城は、「姫路城、和歌山城、松山城」3つしか残っていない。連立式というのは天守の縄張り型式の1つで、天守と小天守や櫓を空から見ると四角になる。


 そのように渡り廊下や多聞櫓「たもんやぐら」でつないだもの。天守の中でももっとも複雑かつ防備が厳重な形式で、籠城戦を意識した「戦う城」の雰囲気が色濃く出ている。


 いずれも著名な城が選ばれているが、城郭の規模も巨大な城ばかりなので松山城もじっくりと1時間近くかけて見学した。その後、奥道後温泉・壱湯の守に行き、立ち寄り湯を堪能した。


 奥道後温泉では、道後温泉の奥に位置し、石手川渓谷が深くなる川沿いの温泉。アルカリ性単純硫黄泉のかけ流し温泉が堪能できる「奥道後 壱湯の守『いちゆのもり』」では、美しい自然のパノラマに囲まれた西日本最大級の大露天風呂が自慢。


 貸切露天風呂や展望露天風呂付きの客室もある様だ。そして松山市内で、昼食と取って、内陸の内子へ45分かけて行った。内子に到着し、八日市・護国の白壁・なまこ壁・土蔵、古い町並みを見学。


 江戸後期から明治時代にかけて、木蝋と和紙の生産で栄えた内子町。往時の面影を残す町並みには、白壁や格子戸の古い家屋約80軒が立ち並ぶ。木蝋「もくろう」資料館や上芳我邸や本芳我邸、大村家が、国の重要文化財に指定されてる。


 有名な内子座は、大正5年「1916年」、大正天皇の即位を祝い創建された本格的な歌舞伎劇場。木造2階建て瓦葺き入母屋造り、桟敷席、回り舞台、すっぽん、花道など本格的な舞台装置を備えている。


 見学だけではなく、現在でも、演劇、コンサートに利用されている。四国きっての古き良き芝居小屋の風情を残している貴重な劇場だ。内子の町を回り、喫茶店で、一休みして、松山のホテルに戻り夕食を食べた。


 そして、道後温泉に入って、ビールを飲んで、四国、松山と内子の旅の話をし22時過ぎに床に入った。翌朝、もう一度、松山温泉会館の回りを散歩して、ホテルの精算を終えた。その後、車で、しまなみ海道を渡った。


 その途中、尾道の坂の上からの景色を見て、多くの写真を取った。17時過ぎ、岡山の自宅に帰ってきた。小山田が、ヤフー株、いくらなんでも、下げ始めたら、そろそろ売った方が良いじゃないかと言った。


その後、2004年4月6日、朝、鮫島さんから電話で140万円の気配値で成行売りと言われ、同意し、すぐ売った。すると140万円で全株売れた。ヤフー株は、結局2分割を5回し32倍となり、10株が320株になった。


 その結果、ヤフー株売却後、税引き後利益35400万円となり小山田の投資残金が45700万円となった。そこで投資残金を15700万円として、預貯金を約5億円とした。


 寒い日も4月をすぎると、日射しの強い日は、散歩していても汗が流れるようになり桜が咲き、続いて、満開の桜を見ることができる、最高のシーズンを迎えることになる。


 小山田夫妻も近くの桜の名所に行き、友人達と、酒で乾杯し、旨い魚を食べて、歌を歌って、騒いで、花見を楽しんだ。その頃、次男の健二は、その後もずっと、漁師の仕事をいていた。

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