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14話:家の購入と姫子の医学部受験とアメリカ同時多発テロ

 その席で、長年、地元の漁業組合、農家の多くの人に、お世話になっているので地区の人が楽しめる施設の集会場を作りたいと話すと、それは素晴らしい考えだと賛成してくれた。


 その集会場の建設の時、一緒に考えていただけませんかと言うと、そんな事なら喜んで手伝うよと言った。それなら、地元の富島建設の富島社長と、家田不動産の家田社長にも聞いてみよと語った。


 善は急げと言うから、溝口組合長が、俺に任せろと言い、また小山田に電話すると話した。その後、4月14日の夜、4人で話合いをしようと近くの料理屋の1室に18時に集合することになった。


 18時に、集まり、夕食をとってから話合いが始まった。まず、口火を切って、購入した兼高さんの家の解体と整地費用を家田社長に聞くと、地元の知り合いなので極力安く見積もって取り壊しと整地で300万円。


 ただし、電気、水道を点検し、交換の費用がかかれば、プラスされると言った。将来、地区の集会所・公民館としての建物を建てるというなら一肌脱いでやると言ってくれた。


 これを聞いて、是非、お願いしますと言った。すると、富島さん、家田さん、溝口さんが、地区の集会場として使うとしたら、午前中は、老人達が集まり、昼過ぎには、幼稚園、小学校を終えた子供達が来ると話した。


 そのため、彼らが、喜ぶような、お茶、おせんべい、お菓子、飲み物を置いてやり、昼過ぎには、お母さん、おばあさん達が、交代で、子供の面倒を見るのが、理想的だと言った。


 小山田が、地区の人達が使いやすい施設にしたいと述べた。そして、全自動麻雀台2つ、囲碁、将棋、花札、トランプ、テレビ、ステレオ、インターネットも完備したいというと、それはありがたいと言った。


しかし、無理せず、中古で使わなくなった道具を地区の人に言って、集めて、足らないものを買えば良いと助言。決して無理せず、長く、維持管理して欲しいと溝口組合長が言った。

 

 でも、決して無理するなと良い公共のための施設だから、そんなにあわてて作らなくても良いと言ってくた。とりあえず、新居の建設の方を急いで作れと溝口組合長が言ってくれた。


 そこで、新居の契約を済ませて、4月25日から新居の建設にとりかかり9月末を目標に作業を開始すると言った。翌日、木造在来工法の格安木造メーカーを紹介してくれ、この会社なら間違いないと言ってくれた。


 新築する家は、150平米、4LDKの大きさで、ペアガラスなどオプション込みで2300万円で家を建てることにした。建築が決まったら、必ず、家田社長にお願いすると伝えた。


 それを聞いて、わかりました、そうしましょうと、小山田言った。その頃、姫子は、医学部を受験したいと思い、父に話し、岡山で一番評判の良い予備校に入った。


 この頃、インターネットに興味を持っていた小山田聡は、自宅に2001年7月10日にNTT西日本、Bフレッツで、月額6,100円で契約した。一番の目的は、手数料の安いSBI証券で投資したいためだった。


 そして、自宅に光回線を使って、自分で、インターネットを使った手数料の安いSBI証券で、株の売買を開始。また、ネットを利用し世界の情報を調べられるのが楽しく夜遅くまで起きていて奥さんに注意された。


 2001年9月4日、朝、鮫島さんから電話が入り、以前、急騰したヤフー株を少し買いませんかと良かれ、成功確率が高いという銘柄ではなく、人気化すれば、急騰すると思うと語った。


 投資家可能額を聞いてきたので5000万円までと言い、10株で、どうですかと聞くので10株と言い、成り行き買い10株の注文を出した。その後、9時に日本の市場が開くと、総額1820万円で、買えた。


 投資資金残高が10280万円と預貯金17700万円なった。そして、夏が終わり、涼しくなった2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が起き、2つの民間大型旅客機が、ワールド・トレードセンターに突っ込み炎上し多数の死者が出た。


 これは、ビンラディンのイスラーム過激派テロ組織アルカイダによる4つのテロ攻撃の事。一連のテロ攻撃による死者は2996人、負傷者は6000人以上でありインフラ等への物理的損害による被害額は最低でも100億ドルとされる。


 いろんな噂が飛び交い、未だに、不明な点も多い。この事件を契機として、国際テロ組織の脅威が世界的に認識されるようになり、アメリカはテロとのグローバル戦争の標語を掲げ始め、世界中が不穏な空気に包まれた。


 アメリカと有志連合はアルカイダ及びアルカイダに支援を行った国への報復を宣言しアフガニスタン紛争、イラク戦争に繋がった。これらの戦争により不安定化した中東では、シリア内戦やイスラーム過激派の台頭が起きた。


 さらに、アメリカ合衆国とイランの関係が緊迫するなどの事態が発生した。また、国際的にもイスラム原理主義が活発化し、テロと報復合戦と言う戦争が起こった。


9月16日、国家哀悼日にブッシュ大統領が「この十字軍、テロとの戦争は時間がかかるでしょう」と発言。10月7日、テロの報復としてアメリカ合衆国がアフガニスタンを攻撃しタリバン政権を倒した。

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