上司は人外
「それであの、物語のシナリオがずれるって言ってましたけどどうしてずれるんですか?」
「それは、わしが説明しよう」
振り向くとそこには、宙に浮く本があった
「理人くんこの本が妖精堂店長、魔導書のマドさんです」
「これが店長?」
「そう、これが店長!」
「はあ、色々とあって驚き慣れてきましたよ」
「そうか、対応が早くてたすかる
「シャルルなんて初めてわしを見た時気絶しあったもんな」
「その時の話は恥ずかしいから出さないでください
話を戻しましょうよ」
「そうじゃな
まず、今の世の中にある御伽話には原作がある。その原作と今の御伽話の内容が違うと歪みが生まれ存在しなかった結果世界パラレルワールドができる。」
「へーそうなんですね、でも、別の世界なら正す必要なくないですか?」
「中には、歪みが強いすぎて別の世界に悪影響をもたらすものもある、
そして、その歪みを正すことができるのがコントロールルームとわしの中に刻まれた魔法
ブックダイブと御伽話の具現武装化じゃ」
「なんか、武装とか聞こえたんですけど気のせいですよねシャルルさん」
「気のせいじゃないよ
仮にも別の世界に行くんだから武器は必要だよ
まあ、相性とかあるんだけどね」
「それなら、僕にも何かもらえるんですか?」
「だから相性があると言っておるじゃろう
時間ができたら理人にも武装をやるよ」
「なら、シャルルさんの武装はなんですか
「えーっとなんといえばいいのかな
私の武装はね・・・・・・・・・・・やっぱいえない!」
「えー見してくださいよ」
「理人、そんなにシャルルの武装が見たいのなら早速仕事に行ってもらおうかな」
「マドさん、この回の訂正先は」
「今回は、シャルル•ペロー作赤ずきんじゃ」
「シャルルさんの本?」
「あっそうだ
私たちの名前はコードネームみたいなものだから気にしないで」
「それじゃあ早速向かってもらおうかの
赤ずきんの世界に」
マドさんはそう言って鏡の前に赤ずきんの本を置いて鏡の上に停止して自分を開いた
その時の鏡が揺れて大きな穴ができた
「それじゃあ、いってきます。
マドさん
行くよ、理人くん」
言われるがまま穴を抜けるとそこには小さな書店が広がっていた。
話の内容がわかりにくかったらすいません
あと、次あげる日は不定です