第一話
魔術師。
魔界の王ではなく、人が魔術を扱う過程で超越した超存在。
異界の王、が対応する属性という意味を持ち合わせる。
人々は魔術師を崇め、魔術師は魔王を崇める。
魔王は、、、
と無限に続いていく。
魔術師。
魔術を、人工的な現代的な魔術を使い扱う。
魔術はこの場限りでは技術だ。
量子論により量子を操作することで事象を引き起こす。
量子論は科学で立証された、不可思議な学問だ。
魔術師は国家よりも遥かに上に君臨する存在でもあるが、政府が所有する、都市で開発されたものまで無限にパターンが存在する。
此度はこの真性の魔術師の話だ。
過去で大英帝国どころか世界の全てを手に入れた魔王のお話。
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大英帝国帝都ロンドン
世界の表面積の4分の1を支配下に置く、大英帝国。
アメリカ大陸からハワイまでを支配し、全世界に絶大な権力を持つ。
世界一の版図を誇る超大国だ。
アメリカ大陸を統一し、ムガル帝国を征服し、オーストラリア大陸を制覇し、かつてはパクス・ブリタニカと、謳われた。
その初代国王ジョージ一世の庶流、デルド家。
マックス・デルド。
魔王の称号を10代で保持するに、至った天才。
マックスは女好きではあったが、とても下人が嫌い、な性格だ。
ミシンガという少女がいた。
ミシンガはマックスと想いを寄せ合っていたのだが。
ミシンガはロシア帝国の嫡女、に当たる皇女だ。
ロシア帝国。
大ロシアを版図とする、大国。
大国、ロシア帝国において皇室は神聖不可侵の存在であり、敵国イギリスとは無縁の存在であるはず。
だが、イギリスの超高級のタワーマンションで二人は密会を重ねていたのだった。
バチカン帝国。
ローマ法王と呼ばれる絶対的な聖職者が支配する、いや救世主を崇拝する欧州最大の宗教組織。
「誰が、マックスを殺すなどと言ったか。」
ローマ法王の嫡女がこのテレジアだ。
当代教皇の嫡女。
テレジアは水のような流麗な美貌の持ち主だ。
かの水天使に並ぶ、と謳われた美少女だ。
マックスはローマ教皇の娘婿に当たる、という訳だが。
水天使。
ヨーロッパに伝わる、謂わばモデルのような女性だ。
ガブリエル、という天使の偏諱を賜った少女ではあるが。
そして、水色の髪と瞳を持つ、端正な顔立ちの、美少女の素性はフランス帝国皇帝の孫娘だ。
フランス帝国。
イギリスとかつて覇を競った、大国。
フランス、ローマ、ロシア。
この3カ国の御曹司の命令でイギリスは事実上、世界を統一したに等しかった。




