表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者が勇者パーティから追放されました ー王国の勇者から民衆の勇者として旅をしますー  作者: ぶっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/4

第1話 追放の朝

朝日がアレクシア王国の城壁を金色に染める頃、勇者パーティの宿「銀の鹿亭」では、いつもと変わらない朝食の準備が進んでいた。

しかし、今日の食堂の空気は重かった。


「……つまり、これが全員の総意というわけか」


レオン・クロフォードは、木製のテーブルに置かれた羊皮紙の文書を見つめながら、静かにそう言った。

彼の声には怒りも悲しみもなく、ただ深い諦めが滲んでいた。


文書には、彼が勇者パーティから「除名」される旨が記されていた。

署名欄には、これまで共に魔王討伐の旅を続けてきた仲間たちの名前が整然と並んでいる。


聖女セレナ・ホワイトマンは目を伏せたまま言った。

「レオン、これは……パーティ全体の利益のためよ。最近の戦闘データを分析すると、あなたの戦闘スタイルがパーティの連携を阻害していることが明らかになったの」


「データ、か」

レオンは苦笑した。


彼の隣には、魔法剣士のエルヴィン・シルバーフェザーが立っていた。

エルヴィンはかつて、レオンが命を救ったことがある男だった。


「レオン、誤解しないでくれ」

エルヴィンはぎこちない笑顔を浮かべた。

「これは君個人に対する評価じゃない。ただ……パーティとしての効率を考えた結果だ」


盗賊ギルドのエース、リリス・シャドウはテーブルの端でナイフを弄びながら、そっと言った。

「正直言って、お前の正義感が邪魔な時もあるんだよ。あの商人ギルドからの依頼を断った時だって、報酬が十分だったのに」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ