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ウイニングショット  作者: 中村鉄也
第2章~チーム内の生存競争、開幕~
14/15

にぎやかすぎるキャンプ初日

ここから、登場(主にセリフあり)する既存選手のプロフィールを身長体重、背番号のほか少し寸評もあとがきに加えます。

 翌日2月1日、プロ野球界は全球団が一斉に春季キャンプを開始した。ここ串本でも、見事な冬晴れの下、フェニックスの一軍キャンプがスタート。この日は平日金曜日ということもあって見学者の数は50程度だった。元々キャンプ地のサン・ナンタンランド野球場は観客席は充実しているわけではなく、またフェニックス自体がお世辞にも強いと言えず、そこまで人気があるわけでないことも否定できない。


 それでも9時からの開会セレモニーでは、野球場グラウンドに一軍メンバーがズラリと整列。町内を代表した少年野球チームの選手による花束贈呈では、杉山監督と高橋、木村が代表して受け取った。その後マイクの前に立った杉山監督は抱負と期待を語った。


「今年のキャンプは昨年と比べ物にならないほど競争の激しいものになるはずです。選手たちの生き残りをかけた一挙手一投足に温かいご声援や拍手をよろしくお願いいたします」


 脱帽し頭を下げた指揮官に合わせ、コーチ陣や選手たちも観客席の一礼。見学者たちから拍手が送られた。


 セレモニー後、選手たちはウォームアップ。ランニングやストレッチ、ダッシュやキャッチボールで軽く汗を流した後、投手陣は隣接している多目的グラウンドで遠投や走り込み、野手陣はそのまま野球場にて守備練習を行なった。


「改めて見ると、やっぱ男ってデカいわね」

 ファーストの守備に就いた友理は、同じくファーストでノックを受ける高橋と竹内を見上げて言った。

「こっちはお前みたいなチビとファーストのポジションを争うってのが信じらんねえよ」

 見下すように言ってきた高橋に、友理は少し顔をしかめて言い返す。

「失礼ね。男から見たら確かに小柄だけど、女性にしては高身長よ、あたし。それに、小柄だからってファーストを守っちゃいけないってルールはないでしょ?」

「お、おう…」


 はっきりと、真っ直ぐに高橋を睨んできた友理に、高橋は少したじろいだ。一方で竹内は友理をじーっと見下ろしていた。それに対して、友理は睨む対象を竹内に変える。


「…なんですか?」

「おめえほんど女が?髪切がみぎっでるでのもあるげど、胸がねえがら男のガキみでえだな」


 デリカシーゼロの竹内にカチンときた友理は、竹内のスネにつま先蹴りを見舞った。俗に弁慶の泣きどころとも言われる急所へスパイク先端の一撃は、象のごとく太い脚の竹内もさすがに悶絶する。


「ブギぃひぃっ!!」

「…あんまりナメたこと抜かすなら、次はそのタマ蹴り上げますからね」

「…ご、ごべんなざい…」

(こいつ恐ぇ…。まあこんだけ血の気があんなら男と勝負するわな…)


 目を据わらせて警告する友理に竹内は涙目になって謝罪。その様子に高橋も友理を見下すのをやめた。



 ちなみに竹内が叫んだ瞬間に、内野陣は全員ファーストのほうを向いてそのやりとりを見ていた。ショートを守る真也は、先輩の竹内を凹ませる剣幕の友理に頭を抱える。


「なあ山本〜。彼女お前の従姉弟いとこなんだろ?男勝りって聞いてはいたけど、マジで男負かすって凄えな」


 真也と同じくショートを守る近藤智樹こんどう・ともきは啞然としていた。


「昔からああなんですよ…。小学校中学校で何人男子を泣かせてきたか…。口と手が一緒に出るような人なんで…はは」

「じゃじゃ馬どころじゃねえな…」


 遠い目をする真也に、近藤は同情を禁じ得なくて苦笑した。


 そのまま内野ノックが始まったが、やはり真也のプレーが際立っていた。ステップ、捕球、スローイング…華麗というより洗練された動きに一切の無駄がない。


(凄えな…まるで小学生みたいな体格タッパなのに、俺はもちろん去年までいた高野さんとも雲泥の差だ。スイッチヒッターっていう攻撃面をアピールしねえとショートはとれねえや…)


 間近でそのプレーを見た近藤は、守備面で早くも白旗を上げる。ノックを打つ内野守備担当の大塚純貴おおつか・じゅんきコーチも舌を巻く。


「グラブ捌きの次元が違う。まるでボールからグラブに入っていくような…。事前に監督から言われて動画見たけど、まさに『牛若丸』だ。あいつだけは特訓いらずだ」


 そうして早くも存在感を示す真也だが、その従姉弟である友理の一塁守備も光っていた。


「あっ!」


 サードを守る山下勇剛やました・ゆうごうが思わず叫ぶ。ボールが指にかからずショートバウンドになってしまう。だが、何事もなかったように友理は中途半端な送球を捕球した。


「ナイスカバーファースト!山下ぁ、しっかり握らんかぁ」

「すいませんコーチ、田中。サンキューな」

「ドンマイドンマイ!低いボールならどうにかできますから!」


 満面の笑みでそう返してきた友理に、山下は思わずドキリとする。


(怒ったら怖いけど、あの笑顔いいなあ…)

「なんか…高校の時、ああやってマネージャーに声かけられるのってテンション上がったよな…」


 近藤もポツリとつぶやく。感情豊かな友理の姿は明らかにチームメートたちの心をつかんでいた。


 同じころ、キャッチャー陣は三塁ベンチ前のファールゾーンでブロッキング(至近距離で弾んだボールをワイルドピッチ、パスボールさせないための捕手技術)の練習をしていた。大輔は自分の番が回るまでの間、チラリと内野の様子を見ていたが、友理がすっかり主役になっている様子に思わずニンマリとする。


「彼女凄いな。もう内野陣の中じゃ存在感出てるじゃないか」

「一緒にプレーしている時からああだったよ。天性のムードメーカーとでも言おうかな。健一とはまた違った頼もしさを持ってんだよ。甲子園の時に記録員としてベンチ入りしたのも、そういうところだよ」


 同じく感心していた加藤に、大輔は懐かしげに振り返った。



 一方、その頃の健一はというと…


「なあキム。あれって寝てねえか?」


 多目的グラウンドでランニング中、健一は折りたたみ椅子に座る、菅原修実すがわら・おさみコーチを指さした。ぼさぼさ髪で中年太りと野球選手の成れの果てのような風貌だが、通算255勝の大投手で、今シーズンから杉山監督の要請もあって投手チーフの肩書を持って就任した。投手陣のトレーニングの監視役として、腕組みをしてどっかりと腰かけているが、さっきから顔は下を向いている。


「いや~、さすがに寝てないっしょ。コーチともあろう人が日向ぼっこなんか…」


 否定して健一とともに菅原コーチを見る木村だったが、顔は俯いたり起上ったり…明らかに船をこいでいる。…そして今、がくりと頭を垂れた。


「寝たな」

「っすね」

「新任コーチが初日から居眠りなんざみっともねえなあ。ちょいと、お灸をすえてやっか」


 そう言いながら、健一は足元に転がっていたボールを手にすると振りかぶる。


「え?ちょ、アニ」


 木村が止める間もなく、健一は菅原めがけてそのボールを投じる。ボールは菅原に向かって一直線、そのまま菅原…の傍を通過して背後の金網に直撃。ガシャアン!!と大きな音を立てて、それで菅原は飛び起きた。


「ぬわわ、ぬわぁ!!なんだぁあ!?」


 意識がはっきりしないまま立ち上がった拍子でバランスを崩し、そのまま椅子ごと倒れた菅原。なにが起きたかまるで理解していない。


「コーチぃ、今のキムの仕業っスー!」

「ええっ?!ちょ、アニキぃ?!」

「んだとお!!おい木村ぁあ!球界の大先輩を狙うたあふてえ野郎だ!!罰として今から多目的グラウンドのトラックを100周しろぃ!」

「え、冤罪だ…」


 健一の行動を理解でいないうちに、あれよあれよとコーチ襲撃(?)の犯人とされた木村は茫然。遠目にそのやり取りを見ていた山田はあきれていた。


「…ひっでぇな健一さん。完全にいじめじゃん」

「俺からしたら久々に見た光景だな。キムは高校の時、入部早々に健一さんの腰巾着みたいにくっついてたし」


 その山田の背中にのしかかっていた上田は、高校時代を思い出しながら噴き出した。


「腰巾着って…もうちょっと言い方あるでしょ」

「ん~、まあいい表現が思いつかなくて…。ただ、それだけあの人のピッチングからなんでも盗もうとしてたからな。実際、アイツがいたからウチの投手陣が整って甲子園に行けたからな」

「たった3年でエース張れたのも、その時に下地を作ったからってことっすね」

「デモ~、アアイウノ良クナイヨ~。りかるど、同ジコトヤロウトシタラ、当テチャウトオモッテ怖イヨ~」


 片言の日本語で会話に入ってきたのは、日系ブラジル人投手のリカルド斎藤だ。190㎝前後の長身で体重はわずか70キロと華奢だが、多彩な変化球と見かけによらないスタミナの持ち主で、谷間の先発からワンポイントまで自在にこなす右投手だ。リカルドの言葉にふと山田はハッとする。


(距離は多分50mぐらいはあったよな。そんな距離でコーチのスレスレを『狙った』としたら…どんなコントロールしてんだ…)

「くっそ~…アニキのやつひでえよなあ…。あの距離で、しかも真っ平らなところからあんな正確に投げきるんだから。アニキならではのイタズラだけど、巻き添えはやってらんねえよ…」


 ぼやきながらトラックを黙々と走る木村も、改めて健一の制球力にひれ伏していた。



 午後からは野球場にて打撃練習が始まった。両翼95m、センター120mと本拠地である紀州ボールぱーっくと比べてれば、センターはもとより、両翼に至ってはかなり狭い。ただ、それを差し引いても二か所設置されたバッティングケージからは、飛行機を打ち落とす高射砲のごとく打球が乱れ打たれた。


 ガッ!!


 強烈な打撃音とともに、打球はライトスタンド奥の防球ネットに当たる。バックネット裏の見学者たちは歓声を上げ、ケージの外から見ていた選手たちは目を見開いて固まっていた。

 打球を放ったのは、競合の末ドラフト1位で入団した小次郎。午前中のノックでも左中間や右中間の打球を素早い動きで難なく捕球し、バックホームでも『レーザービーム』と言える好返球を連発。守備でその片鱗を見せ始めていたなかで、50スイングでスタンドインは実に23本。初めての打撃練習で看板に偽りなしということを示した。


「やるじゃねえか小次郎。さすがドラ1様だ」

「茶化すな。たかが練習だ。それにこの時期は打球が上がれば御の字。実戦の『生きた球』で同じ打球が打てるかはわからん」


 にやけながら声をかけた健一に、渡辺はにべもない返しをする。


「それでも、ここは両翼が狭いとはいえ、いきなり半分がスタンドインだ。センスがなきゃ出来ねえよ」

「…明後日にはいきなり実戦だ。そこで化けの皮がはがれないようにするだけだ」

「お前の皮を剥いだらもっとすげえバケモンになりそうだけどな」


 引き上げる小次郎に、健一はそうささやいたが、小次郎は足を止めなかった。そんな小次郎に憧れの眼差しを向けているのは、チーム最年少で唯一の高卒ルーキーである中村だ。


(まだ初日なのに、もうスイングができている…。あれが『渡辺小次郎』なんだ。俺も早くあの域に達したいな…)


「おうしジャック!それじゃあ高校時代を思い出して、久々にホームラン競争と行こうぜ」

「そりゃあナイスだ健一!メジャーを知り、その打席に立った俺様が浪人生に格の違いを教えてやるよ!」


 そう言いあって健一とジャックが競うように次々と外野スタンドに打球を放り込む。それを見て、昨年台頭した高橋や山下も負けじと刺激を受ける。


「…ペーペーには負けらんねえっすね、ヤマさん」

「だな。俺もやっと去年一軍に定着できたばかりだ。ウカウカしてたらまた落とされかねないしな」


 と、高橋は豪快なアッパースイングですくい上げ、山下は筋骨隆々とした体格からシャープなスイングで打球をポンポンと運ぶ。

 さながら球場はホームランダービーの様相で、少ない見学客からは拍手や感嘆の声が飛んだ。そんな中、憮然とした表情で打ち込むのは竹内。周りの選手が柵越えを量産する中で、負けじと自分も打球を打ち上げるが、そのたびにケージの外から見張っている平野コーチから注意される。


「こらタケ。まーたスイングがアッパーになってる。お前はこのキャンプ中、大根斬り並みのダウンスイング(上から下に振り下ろす軌道を描くスイング)で打てっての」

「で、でもゴーチ。おでもホームラン打ちてえんだよ…」


 カァン!!


 その時隣のケージから快音が響き、打球はレフトスタンドに弾む。打ったのは大輔であり、本当だったら正捕手争いでライバルとなるはずの存在だ。だが、自分は強制コンバートの上にホームラン狙いのスイングも禁止という制約下での練習だ。面白はずがない。


「いいか、杉山監督も言ってただろ?お前は無理に打ち上げるよりも、自分の体重をそのままぶつけるようにライナーを打てって。実際、お前が去年打ったホームラン22本。ライナーで入ったのはそのうち16本だ。むやみに打ち上げなくったっていい。それを意識するあまりポップフライが多いんだから」

「け、けどよ~ゴーチ。おでもうやっでらんねえで」

「初日から音を上げるな。俺も、お前の打球はライナーの方が魅力がある。ゴロになってもいいから上から叩け。いいな」

「…むぅ」


 渋々という感じで竹内は打撃練習を続けた。

 竹内が打球を打ち上げようとする悪癖がついたのは、プロ入り当初に起きたある『トラウマ』からだ。


 ルーキーイヤーから早くも出番を得た竹内だったが、プロ初打席では三遊間を痛烈なゴロで破るヒットを放った…のだが、常人外れた巨漢ゆえに長がつくほど、下手すればプロ野球史上最も遅いと言っていいほどの鈍足だったために、なんと『レフトゴロ』に仕留められてしまったのだ。

 野球において、外野手が打者を一塁でアウトにするシーンはそんなに珍しいことではないが、その主役は一塁に近いライトである場合がほとんどだ。センターはもちろん、一塁から最も遠いレフトがそのようなプレーに至る例は皆無に近いと言っていい。

 だが、実は子供のころからこのような経験を重ねてきた竹内にとって、プロでもこのような赤っ恥を欠かされたことは、自分のバッティングを揺るがすには十分だった。それからというものの、竹内はアッパースイングにこだわり、打球に角度をつけるのに固執するようになった。一応に数字は残っているものの、杉山監督から見てもそれが彼の才能に適したスイングとは思えなかった。

 なにより矯正を指示された平野コーチは、竹内の入団に関わった古参スカウトの馬場の嘆きが頭にあった。キャンプ前のことだ。


「確かにデカいし、ホームランが魅力ではある。だがあいつの本質はアベレージヒッターだ。『ハマれば50ホーマー』より、『コンスタントに3割20発』があいつの完成形なんだ。そのこだわりを捨てることができれば…」


 遠い目をして語る馬場のため息が、その歯がゆさを表していた。


(明後日の紅白戦で、何かしら手応えにつながったらな…)



 例年にないにぎやかなスタートを切った、フェニックスの春季キャンプ。それぞれの思いが交錯しながら、キャンプ3日目の日曜日。最初の生き残りへの私見と言える、紅白戦の日を迎えたのだった。

投手

11 吉田豊一よしだ・とよかず 180㎝80㎏ 左投左打

球界最年長左腕で、前身球団をプレーした唯一の現役選手。今なお140キロ台後半を記録するストレートと、スライダーやシュートでの横の揺さぶりを得意とする。

昨季成績:26登板7勝9敗 防御率3.13


12 山田強やまだ・つよし 176㎝83㎏ 右投右打

上背はないものの、若くしてチームのクローザーに君臨する本格派。球威のあるストレートを軸に落ちる変化球を駆使して三振を奪う。


昨季成績:41登板2勝3敗5ホールド23セーブ 防御率2.73


15 リカルド斎藤 191㎝70㎏ 右投右打

本名リカルド・サイトウ・ノブオ・サントス。現代では珍しい腕を伸ばしたまま投げるアーム投法で10種類の変化球で打者を翻弄する


昨季成績:32登板4勝8敗2ホールド2セーブ 防御率4.80


18 木村翔太きむら・しょうた 180㎝78㎏ 右投左打

3年前に新人王、昨年は最多勝投手のタイトルを獲得したフェニックスの若きエース。縦と横のスライダーはどちらも球界屈指で、誰よりもチームの勝利にこだわっている。


昨季成績:27登板13勝7敗 防御率2.90


捕手

10 加藤浩輔かとう・こうすけ 183㎝85㎏ 右投左打

昨年、社会人No1キャッチャーの評判を背負ってドラフト1位で入団。強肩強打を武器に正捕手石川の地位を脅かすも、死球で右手を骨折。故障を癒し再度正捕手獲得へ大輔らとポジションを争う。実は俊足。


昨季成績:56試合 打率.260 4本塁打22打点8盗塁


55 竹内速人たけうち・はやと 192cm155㎏ 右投右打

類を見ない巨漢を誇る大型捕手。太りすぎの影響かしゃべり方が独特。若干絞ってキャンプに入ったものの、杉山監督により強制的にファーストにコンバートされている。


昨季成績:98試合 打率.245 22本塁打49打点


内野手

3 高橋秀悟たかはし・しゅうご 185㎝88㎏ 左投左打

日本人離れしたアッパースイングが特徴的なチームの若き大砲。投手転向から3年目の昨年後半に一軍に定着し四番も務めた。健一たちには入団経緯から若干の敵愾心をむけている。


昨季成績:51試合 打率.273 20本塁打38打点1盗塁


26 山下勇剛やました・ゆうごう 184㎝90㎏ 右投右打

大学時代は強打の二塁手として鳴らしたマッチョマン。プロ入り後はサードに転向し昨年初めて一軍定着。腕っぷしの太さは日本人離れしている。


昨季成績:123試合 打率.231 15本塁打42打点6盗塁


36 近藤智樹こんどう・ともき 178㎝79㎏ 右投両打

内外野すべてのポジションをこなすユーティリティープレーヤー。選球眼に秀でたスイッチヒッターで主に一、二番や下位打線でつなぎのバッティングを得意とする。女性ファンが割と多い。


昨季成績:133試合 打率.290 3本塁打23打点13盗塁

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