腐
南くん流、ガチャの引き方
「ガチャとは悪い文明でございます。しかしながら、貴方様を金銭で買い取るのも失礼な話。私事ではございますが、是非にご助力のほどをお願いできますでしょうか?」
ポチ
「凄い!また今回のピックアップ引けてるじゃん南くん!!」
「現実のガチャガチャもこのように上手くいけばいいのに…」
「普通のガチャガチャはダメなの?」
「あれは搾取する人間が側で嗤っているのでダメです」
【蹂躙せよ、最果てに舞い降りる約束】
「全ては我が覇道の為!」
「我が力を惜しむ必要なし」
「我が希望を朽ちる必要なし!!!」
「全て、我が覇道の糧となれ!」
「ロンゴミニアド・エクスカリバーァァァ!!!」
新ピックアップ 星5バーサーカー
『アーサー・ペンドラゴン』
なるほど、聖杯か。
我に任せよ。
胡散臭い頭花畑の腹黒魔法使いや、隙あれば寝取り謀反を繰り返す童共とは違う。我は真っ向勝負、小細工なんぞ要らぬ。
戦場が好きなのだ!
さぁ、命令せよ。どの城を、どの町を、どの民を犠牲にすればいい?渇いておるのだ。
我が槍と剣は、飢えに飢えておる。
喰わせろ、早急にだ。
#聖杯戦争〜主君と不思議なチェス盤〜
#新キャラクター#オヤジ殿#アーサー王
キタァーーーー( ^∀^)ーーーー!!!
オヤジ殿!かっこよすぎだろ!!!
渋い
イケオジすぎるぅぅぅ(泣)
このオヤジ殿ならモーさん叛逆しないなニッコリ
抱いて(切実
剣と槍の両持ちが歴戦騎士感半端ない…♡
ここに
ソルジャー・ナイト・バーサーカー
のオヤジ殿がおるじゃろ?
↑全部よこせ
3人から「選べ」って詰め寄られたら
間違いなく濡れるッ!!!
今まで細マッチョ→マッチョ→ゴリマッチョで進化しているから、筋肉フェチも大満足
魔法使いおじさん
「だれぇ?」
すみません!奥さん寝とっていいっすか?
確定斬首
アーサー王は織田信長だった可能性が…?
息子と部下に嫌われている…よもやよもや
↑のっぶはしゃあなくね?新しいのよこせだの、変なあだ名つけるだの、天下人じゃなくて商人気質だったぜ
バーサーカーアーサー、ブラック企業と見せかけてめっちゃホワイト企業感がする
調子悪いです
「来るな」
休日頂いても?
「休め」
失敗しましたぁ
「まだ死んでない。ゆけ」
うーん、この
指揮官殿がバーサーカーにめちゃくちゃにされるイラスト待ってます♡
↑わざわざタグ付けて稼ぐな
大御所の前で薄い本厚くするな
公式やぞ
そういうのは古のエロ絵サイトでやってどうぞ
裏世界でひっそりやっとれ
このトレンド、早くも破壊されるんだが?
あーあ、さっそくAI絵師共がイラスト投稿してるよ。懲りないね〜…
シブスカの方はっと………BL5件か。後で楽しませていただきます。
それにしても、初代聖戦の話知らんヤツ多いなぁー。もともと、ノコノコ筍氏が隠しシナリオでアーサー王のバーサーカーモデルは登場してたっての!愚かしいねぇ浅はかは…いちいち呟くのめんどくさいから指摘しないけど。
あと、私はモブと指揮官とズッ友のアンヌンしか認めない。モルドレッドとの親子愛は反吐が出るわ!!!イチャラブしてんじゃねー!
…ん?チャットきてる。
サウスマン
「お久しぶりですな。新キャラ狙いのログインですかな?」
キタゴット
「おひさー。懐が寂しいから引かないよー」
サウスマン
「左様でございますか。なら、ストーリーと個別イベのなぞりですかな?」
キタゴット
「当たり。優雅に紅茶を嗜みつつ読むのだ」
サウスマン
「最高のティータイムですな。しかし、また緊急クエストの手伝いを頼みたいですぞ」
キタゴット
「全キャラ完凸のチミに言われても…」
サウスマン
「キャラだけなのでノーカンです。それにしても、他にやることが?」
キタゴット
「まーね。サイコーのメロ男子がね…ひひひ(^ω^)」
サウスマン
「存じてはいると思いますが、節度ある行動を」
キタゴット
「わかってるって」
ごめん、サウスマン。犯罪はしてる。
でも、ただの視認だから!
東きゅんが、笑ったり悔しがったり曇ったりする顔を見てるだけだから!
えへへ………私、サイテーだ…
2024/4/26 pm5:13 校門付近
「東どの、やけにソワソワしてますがどうしました?」
「えっ!?…うーんとね…」
話していいものなのか?
「実はその…追っかけというか、なんというか…」
「厄介ファンですか?」
「ちょっと違うけど…」
「へー、最近うぬぼれてたと思ったけど、病気なんじゃないの?自意識過剰」
後ろから平河くんが肩をぶつけてきた。
「平河くん…」
「喧嘩ですかな?しかも、不意打ちに聞き耳とは節操がありませんな」
「喧嘩しに来たわけではありません、南氏」
木村くんが平河くんと南くんの間に入る。
「ちっ!余計なことを…」
「平河氏、怪我してるのに無理を…」
ケガ?
「なんの怪我なの?」
「関係ない」
「無駄な努力ですよ」
「…」
ムダ?
「南氏!人の努力をなんてこと言うですか!」
「東どのと比較しても、決定的に丸わかりではありませんか?木村どの」
「それは………」
ひかく?
「黙れ。キモオタが!」
「身の丈を測りなさい。貴方はどうやっても、東どのを超えれない。嫉妬の方向を間違ってる」
「くっ…!」
「南!」
木村くんが胸元を掴んだ。
「暴力はダメだよ!」
急いで仲裁する。
「…行くぞ木村。こんなやつらほっとけ」
「離しなさい木村どの。貴殿の知はそこまで悪くないはず」
「……なにいってるかわかんねーよ」
木村くんは手を離して平河くんのあとを追いかけて帰っていった。
「平河くん、木村くん…」
「ちょっとちょっと、どうしたの!?」
佐々木さんが超特急で近づいてきた。
「特に何もありませんでしたぞ?」
「嘘。平河と木村、またやらかしてたじゃん」
「また?」
「詳しくはないけど、悪い噂しか聞かないよ?外で喧嘩してたーとか、後輩いじめてたとか…」
「あの平河くんと木村くんが!!?」
信じられない。
「…噂はどうあれ、関わらない方が身の為です。あちらから接近されない限り、無視が最適です」
「でも、南くん…」
「仕方ないんじゃない?感じ悪いのあっちなんだし………シカトシカト」
ゾワッ
「うわっ!?」
「ふぁっ!!?何ッ!?どしたの英志くん?」
嫌な悪寒。
「なんて言うか、その……背筋が凍るような視線を感じて…」
「視線?」
「そうそう舞どの、学内で東どのを狙っているご婦人をご存じで?」
「えっ!?なになに?色恋沙汰!!?教えて!!」
「せっかくなので、飲食店で気分の入れ替えをしましょう!いいですかな?東どの?」
「面白い話ではないんだけど………」
佐々木さんの目がランランと輝いてる。
「…行こっか」
「やったぁ〜!!!ねぇねぇ、どんな子なの?」
「だから、そういうことじゃなくて……」
「北小路さん、お熱が過ぎるのでは?」
「仕方ないっしょお!!推しのレアイベなんで、見逃してられんしょお!!!」
「興奮を抑えてください」
「………ふぅー。それにしても市瀬さん、どしてここに?」
「…話聞いてなかったんですね?」
「おん」
「だから……あー、忘れてしまいました」
「重要?」
「んー、大して重要ではないですね」
「ならいんでね?」
「…北小路さん。私の世人を見くびってます?」
「しませんしません、そんなこと。どーせ、局長がなんやかんや言ってたんでしょ?」
「そうです。よくわかりましたね」
「そりゃ、用事あるならそれ関係しか興味ないっしょ?市瀬さんは」
「それも正解です」
「…傷つくよ。市瀬さんみたいな美形に言われると」
「話が変わりますが、もう1人の少年のことをどう思われてます?」
「ありゃ論外。マセガキすぎる。あたしにゃ響かないね」
「左様ですか」
「覚えなくてだいじょーぶよ。こんな情報」
「無論、覚えません」
「…やっぱ、損してると思いますよ?市瀬さん」
「???」
「さーてと。スニーキングしますかねぇ〜へっへっへ」
「ほどほどにしてくださいね」
「はいはい。わぁってるって!」
(まっ、絶対バレないんからやってるんですけどねー)
2024/4/26 pm6:18 ハンバーガーショップ店内
「ふーん…ストーカーねぇ…」
あの手この手でうまいこと事情を隠して伝えることができた。
「学内はありえないんじゃない?事務所入りしたのも、校外に伝わっていたとしても実績が無いのにファンなんてつくのかなぁ?」
「では、学内居ないのですな?」
「たぶんね。英志くんが好きな人って、なんかこう…ダークな感じではないと思うんだよね」
「そう…なんだ……」
なんか、ふくざつ。
「なんだよー。もっと嬉しそうにしろよ、このこのー!」
「東どのは、ルックスと身軽さ全振りですからな!力強いアクションをするには、筋力をつけねばなりませぬぞぉ〜?」
「あっはは…他人事だからって…」
ピロン。
南くんのスマホが鳴る。
「おや?失敬」
「なんだかんだ、6時半になりそうだねー。お開きにしますかー」
「南くん、親からメール来たの?」
「いえ、アプリゲームのフレンドが近くに居ますよーって通知でした」
「そっか…僕、トイレ行ってくる。先に外出てもいいよ?」
「はいはーい」
僕はトイレへ向かった。
「…」
「…そういえばさ、南くんの下の名ってなんだっけ?」
「源十郎ですぞ」
「げ、げんじゅうろう?」
「お祖父様が名付け親で、自分は気に入ってます」
「お、お祖父様ぁ?もしかして、南くんってお金持ち?」
「そんなことないですぞ。一般家庭です」
「…私の中でこれ以上踏み込むなって警報鳴ってるわ。ごめんね」
「謝ることは何一つありませんぞ?ささ、他のお客さんに席を譲りましょう」
「う…うん、そうだね…」
溢れ出る南の育ちの良さに圧倒される舞であった。
2024/4/26 pm7:21
(どうしてこうなった???)
北小路歩は、東英志に詰め寄られていた。
遡ること1時間前、ハンバーガーショップから出た東とその友人達を視認。帰りの方向とは真逆の東が動いた為、気になって追いかける。
その行動が迂闊。
なぜ、お互いが世人だと知っていながら東の跡をつけるのか?
なぜ、怪しまれず跡を追えるのか?
なぜ、宇津井宗介という共通の知り合いが居るのにも関わらず接触を図らないのか?
それは北小路の渇望。
飢えた願い。
コミュ症と推し活のマイナス効果。
東英志はこうであろうという、甘い考え。
鈍感でいて欲しいという、キャラの刷り込み。
女性扱いされなかった自分の諦めと反抗。
26歳、哀しきモンスター爆誕
そもそも宇津井から護身術だけでなく、尾行されてる場合の対処を教えないわけがない。
鋭い観察眼と俊敏性が備わってる東が、自己の問題を後回しにするわけがない。
現実を甘く観た北小路の失態。
万が一見つかっても、切り抜けられるという誤った思考。
東英志という、本当の沼にハマってしまった……
「聞いてます?」
「えっ!?えーと…」
(嘘やん!!?急に腕掴まれて『ストーカーさん、ですよね?』って言われてキュンキュンしないわけないやん!!え、エロゲです?)
「…」
(わーん。睨んでるぅ〜。その顔もかっこいいよぉ〜〜〜)
東は鞄から缶ジュースを取り出した。
「ゆっくりでいいので、そこのベンチに座って教えてくれませんか?」
「…はい」
2人はベンチに座る。
「ど、どうしてわかったんですか?なっちゃんや宇津井さんに聞いてたんですか?」
「宇津井さんが、知りたかったら直接会ってみろって言われて、ちょっと回りくどいことしました。すみません」
「あ、謝らないでくださいぃ。か、監視してたのは本当だし、こっちの方が悪いんですぅ」
貰った缶ジュースをジャバジャバ振りながら謝罪する北小路。
「…改めまして、東英志です」
「あっ…!北小路歩です。よろしく…」
「あの、ナツさんとは知り合いなんですか?」
「うん…なっちゃんは友達…ううん、世人友達。小さい頃からの親友」
「そうなんですね」
「あたしがこっち側に入って助けてくれたんだ。能力を止められなくて、泣きながら電話して『助けて』って……【腐】なんだよ?気持ち悪いよね…」
北小路は俯く。
「でも、僕のこと助けてくれたじゃないですか!ほら、秋雨さんが…」
「別にあれは、何してんだろって気になっただけだし…たまたまだよ」
突然、東が北小路の顔を両手で挟んで顔を合わせる。
「自信持ってください!僕はあの時、助けられました!!」
真っ直ぐに眼を見る東と眼が合わせられない北小路。
「ご、ごめんなさい!?女性の顔を断りもせずに触るなんて…」
「ばっ!?でっ、だ…大丈夫です…」
これが恋愛小説だったら付き合っちゃうよ。
「ヴッ!!!うぅん……役に立つかわかんないけど、覚えていて欲しいことが…」
「な、なんです?」
「あたしの能力で、半径20メートルの範囲を探知できます。つまり、世人が近くに居るかわかります」
「そうなんですか!?」
「なっちゃんに教えられて、ほぼ間違いないです」
「見分け方とかあるんですか?」
北小路の顔が険しくなる。
「生死に関わる情報を易々と渡すとでも?」
「す、すみません」
「ともかく、あなたの学校に2人。世人が存在します」
「…」
「その2人は、どういう世人なのか示唆しなければならない。いずれ、東くんが嫌でも関わらないといけないよ?」
「…はい」
北小路は立ち上がる。
「飲み物ありがと。応援してるからね」
「どうも、ありがとうございました」
一礼する東。
クールに去る北小路。
(って、何かっこつけてんじゃボケ!!!良いお姉さんムーブかますな!あたしのバカッ!!喪女ッ!!バイセクシャルッ!!!)
(最近の女性って、北小路さん含めなんで男性の格好するんだろ?流行ってるの?普通にスカートとか…な、何考えてんだ!?色ボケか!?よこしまだよ!……走って帰ろう。邪念を捨てるんだ)
しまらない2人であった。
俺は強くなんなきゃいけない
強くなって強くなって
越えなきゃならない
負けてられない
東になんか、負けてられない
この力は秘密兵器
最終手段
そんなもんに頼らずに
強くなれ
なんか、陰キャの争い増えてね?
マジきも
「他所でやってほしいよね?」
それなー
たすけて〜って、無理
自分でどうにかしろっての
「そうだよね〜」
彼ピに嫉妬されるから、そんなの見ないけど
ウケる
ってかさー、またイエローに声かけられたんだけどサイアク
「生徒指導の?」
アイツ、マジでうざい
なにがよからぬことしてないか、だっての
アイツの方が性犯罪者じゃない?
いえてる
「こわ」
パパ活なんてさ、お金ないやつの最終手段じゃん
ちゃんと働いて稼ぐつーの!
あははは
「私の大好きなアンデット様。降臨までお待ちください…貴方様に必要な贄は、必ずご用意します」
2024/4/26 pm8:42 北小路宅
「やってしまった…」
青の太陽
〜信じていた親友に裏切られて、監禁強制×××〜
「許せ、東きゅん。夏コミ用に描いてしまったのだ。不可抗力なのだ」
東英志の人権とは一体………うごごごご。
「あ、あくまで広める為…布教だから!本当の東きゅんの素晴らしさは独り占めしてるから!!!うへっ…へへへへへ」
腐女子は止まらない。ネタがある限り。
「ぽっぽー!!テンション爆上がりぃ!こいつはドデカイ花火を数時間やんないと、収まらんぞぉ〜?」
近隣住民の皆様、防音室ですがご迷惑おかけします。
最後までご愛読いただきありがとうございます。
二週間ほどかかりましたが、私は不健康です。
次回まで寝て待て