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(旧)ブルーナイト・ストーリーズ  作者: 大根入道
第二章 破滅の使徒
50/51

開始

 死を望む言葉を、人生の中で一度は口にした事がないだろうか?


 暗く沈んだ気持ちの時に「ああ、死にたい」、と。

 思わず口から零れた事に気付いて、もう一度声に出そうとして、できなくて。


 或いは幸せの中で「ああ、死んでもいい」、と。

 けれどもこれは妄想だ、空想だ、ありえない話だ。


 幸せはいつまでも掴んでいたいというのが、絶対の真理ではないだろうか。

 少なくとも、私はそうだ。


「ねえ、そうだよね」


 飛行戦艦の眼下に町が広がる。


 双眼鏡を覗き込めば、生きている人の姿が見える。


 仕込みは完璧。

 数も問題ない。

 

 鬼が出るか蛇が出るか、な~んてね。


「さあ、君達の地獄の始まりだ」


 手元のスイッチをポチッと押した。

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